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モノスキーの滑りかた。トップページ・目次はこちら
モノスキーとスキーの違い
・弱点
まず両足がくくられていることですね。これはなにより大きいです。
いざというとき足が出せません。
両足をそろえてブーツが板の横からはみ出ないようにするため、どうしても横幅が広くなってしまいます。
スキー2本を合わせたより横幅が広いです。
ということは、板が「重い」んです。
サイドカットがある分、前後はさらに幅が広くなります。
サイドカットしてあるというより、足を乗せる部分を基準に前後の幅も決まってしまうというか(^_^;)
ただでさえ回しにくい板なのに、重いので回すにはさらに力やひねりが必要になります。
また、板の面が広いということは、摩擦抵抗が大きいということで2本足スキーよりスピードが出ません。
エッジが1枚分しかないので、ターンの踏んばりがききません。
2本足スキーは2本分のエッジが効いているんです。
たとえばスキーの長さが170cmだったら、2本足スキーは170cm×2=340cmのエッジが雪面に接していることになります。
モノスキーのエッジは170cmのまま。
だから、アイスバーンは大の苦手です。
これはスノーボードもおなじですね。
・利点
両足が1枚の板に固定されているので「絶対に足が開くことがありません! 」(^^)
どんなコブ斜面に行っても、ひっくり返ってもけっして足がバラバラになることはありません=^^=
スキーのうまい人は両足をそろえてきれいに滑りますね。
モノスキーを知らない人はものすごく足をキッチリそろえて滑ってるんだと思うようです。
それが始めたその日からできるんです✌
滑れるかどうかは別として。
板の幅が広いので新雪でももぐりません。
新雪の上を滑ればイルカの背中に乗っている感じです🐬
いやイルカに乗ったことはないんだけど、たぶんこんな感じかな(^_^;)
足の下で板が泳いでいるような感じです。
・違い
2本足スキーは生まれてはじめて行ったその日から、とりあえず立つことはできるし、足をひらいて降りてくることはできます。
しかし、モノスキーはまず平らなところはともかく、斜面に立つことができません。
これはスノーボードもおなじですね。
スキーは初心者から上級へ少しずつ進歩していきますが、モノスキーには初心者と上級者の中間がなく、ただ「滑れるか」「滑れないか」の2つに分かれます。
モノスキーには、ボーゲンもシュテムターンもなく、初心者からいきなりパラレルです=^^=
スキーがアナログ (連続) なら、モノスキーはデジタル (不連続。中間がない) 。0か1かというところです。0.26や0.74はないんです。
モノスキーの魅力は?
なんといっても板と人間の一体感でしょう。
ごまかしが一切ききません。
バランスをくずせば即転倒です。
おじさんは2本足スキーをやっているとき、何年たっても、いくら練習しても足をそろえて滑ることができませんでした。
今でもそうです=^^=
それはごまかしが利いてしまうからです。
バランスくずしたら足を出せばいいだけです。
だから、とりあえずゲレンデのどんなところでも降りてこられるけど、上達はしませんでした。
モノスキーは何もしなくてもかってに足がそろいます✌
バランスを取って滑れば板との一体感と、雪面との対話ができるんです。
2本足スキーよりシビアな反面、より雪とのコミュニケーションが楽しめるという感じですね。
雪面を無視して我をとおせばたちまち転倒します。
雪面と板とのつながりがとてもよくわかります。
そして、思いどおりにコントロールできるようになったときの満足感!
あと、目立ちます=^^=
残念ながら、日本では「見るけど、見なかったこと」にされます(^^)
それでも、関東では一度もなかったんだけど、岡山では何回か声をかけられたことがあります。
素直に驚きや、興味を示します。
これはスキー場にかぎったことでなく、日常生活でも知らない人に当たりまえのように話しかけられることがあるのでちょっとびっくりするけど、この人懐こさがおじさんは好きです。
モノスキー。Q&A。その他を見る。
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