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「入りたい店」「入りたくない店」
入りにくい店。入りたくない店
- 門番が店先に立ってる(^^)
- 中が見えない。
- 値段がわからない。
① 門番が立ってる。
暇なのか (暇でしょう) 、客を呼び込みたいのか店の入口に「仁王立ち」している人がいます。しかも、しかめ面して。
誰も寄りつきません(^^)
ああ暇なんだな。客が誰もいないんだな。とバレてしまいます。
本人は呼び込むつもりなのかもしれないけど、「入るんじゃねえ! 」と言ってるようにしか見えません(^^)
第一、入り口に立ってたら入れないじゃないですか=^^=
この仁王さまを押しのけて中に入る人は、よほどの勇者か、変わり者でしょう。
② 中が見えない。
これはダメですね。
一部でいいからガラス張りにするか、入口には扉がなくて中が見えるか。
まず、何を売ってる店なのかわからない。
他に客はいるのか? 自分一人「孤立無援」になってコワモテの店員に取り囲まれるのか?
入りません。
入る人がいたとしたら、怖いものが見たい変わり者だけです。
③ 値段がわからない。
金はあり余るほどあり、いくら使っても懐がまったくいたまない人は別です。
とくに食べ物屋さんはお腹が空いたから食べるつもりではいったのに、値段が高すぎてやっぱりやめて店を出るのはバツが悪いです=^^=
デートのときに値段を見てやめるのはカッコ悪いし、でも食べ終わってお金を払って店を出ると、おなかは一杯になったのに、財布は空っぽになって懐が寒くなります=^^=
買い物しないですぐ出たくなる、出てしまう店
入ったとたん「いらっしゃいませ」の声はいいんだけど、「何をお探しですか? 」「これがおすすめです」などとタカってくる店。
買いたいもの、探しているものがあるから店に入った。
自分の求めているものがあって、値段が手頃なら買う気じゅうぶん。
でも、いろいろじっくり見たいのに「何をお探しですか? 」で正解がすぐに出てきたとしても、じっさいに色んな商品を見たら自分が最初に想像していたものと違う、もっといいもの、あるいは別のものがあるかもしれない。
それを店員に決められたくないんです。
買うものが型番まで決まってるなら別ですけどね。
だいたいは「こんな感じで、こんな機能があって、これくらいの大きさで、こんな色で、こんなデザインで、これくらいの値段のもの」という大まかなイメージで店にはいるんです。
「これがおすすめです」なんか問題外で、あなたの趣味を聞いてるのではない!
すぐ出たくなるか、しつこければ出ます(^^)
反対に、声をかけたのに返事しない。仕方なしにやってくる。論外ですね。
まあ、こういうのは店の売上げがどうなろうが自分の給料には反映しない、できるだけ仕事したくない店員やアルバイトですが。
いや、中には「店長」の名札をつけている人も…
むかし「石○電気」という電気店で、「こちらからは声をおかけしません。ご用の際は遠慮なく店員に申しつけください」と書いてあって、「おおーっ! わかってる! 」と思ったんだけど、声をかけても知らん顔だったのですぐ出ました(^^)
二度と行きたくない、行かない店
- 店主が客より偉い。
- 「そんなものありません! 」という店。
- マニュアル人間? いや、できそこないの自動ロボット
① 店主が殿様
庶民は「より安いもの」を探すけど、それが全てではないんです。
安くても「不愉快な店」では買い物しません。
ネットショップでも「うちは安売りがモットーだから、対応は悪いです。それがイヤなら他で買いなさい」と大威張りで書いてあるところがあります。
はい。おっしゃるとおり他で買います=^^=
こういう店は不良品、その他のトラブルがあったときに必ずや、もめます。
というか泣き寝入りになるでしょう。
やめときましょう。
食べ物屋でもありますね。
この世でいちばんうまいものを食わせるんだから食いたいやつは俺様の言うことを聞けというような店。
おじさんはグルメではないけど、自分でスパイスを使ったりして料理をするので舌は肥えてます。
だから、外食しても何を使っているかけっこうわかります。
カクテルも何がはいってるかある程度わかります。
これはうまいな! と思ったら何がはいってるか想像して自分で作ってみます。
おおかた同じものができます。
これはまずい! 味がない! というものはいくらでもあるけど、こんなうまいもの食べたことない! というほどのものには出会ったことがないです。
だから、いわゆる「がんこ親父」の店にいそいそと行く人の気がしれません。
きっとMなんでしょう(^^)
そこに書いてあるだろう!
店にはいって値段がわからないので聞いたら、こう言われました。
「そこに書いてあるだろう!」
よく見たら見にくいところに値段が貼ってありました。
しかし、見えないから聞いたのに「おまえが細心の注意を払って値札を見つけろ」というのですか?
「値札を見落としたお前が悪い!」というのですか?
もちろんすぐだまって店を出ました。
「見やすいところに書いとけ」というだけの価値もない相手です。
書いてあっても「〇〇円です」といえば済むことです。
というかそう言うべきです。
買ってほしいという気がすこしでもあるなら。
同様に、
メニューに書いてあるだろう!
これも食べもの屋さんにはいって壁に貼ってあるメニューを見て肉野菜炒め定食が食べたいなと思ったけど値段が書いてありませんでした。
そこで「肉野菜炒め定食はいくらですか?」と聞いたら
不機嫌そうに「メニューに書いてあるだろう!」と言われました。
?
言われてテーブルに置いてあるメニューを見ると、なるほどこちらには値段が書いてあります。
壁のメニューを見てわからなかったのだから「〇〇円です」といえば済むこと。
というか店主は自分でもメニューを見ないと値段がわからなかったのでしょうか?
壁にも値段を書いとけとも思ったけど、黙って店を出ました。
② そんなものありません!
いや、もちろんほんとにないなら仕方ないけど、探しもしないで「ありません」という。
店の品揃え、倉庫の在庫もすべて把握してるならいいけど、たとえそうだとしても言いかたがあるでしょう=^^=
探してみて、先輩や店長に聞いてみて、やっぱりなかったらそれはしかたない。
探した上で
「あいにく今、在庫が切れているようでして」とか
「お取り寄せいたしましょうか? 」とか言われれば、
こちらも
「いやこちらこそお手数おかけしました」と言いたくなるんだけど…
ありません! の真意
「めんどくさい」
「仕事したくない」
これにつきますね。
スーパーなんかでよくあるのが、スパイスコーナーで自分の欲しいものが見つからなかったとき店員に聞くと
「ここになかったらないですね」
というやつ。
これはマニュアルなんでしょうか?
みな、同じ言葉を口にします。
探して見つからなかったから聞いているのに「ここになかったらない? 」
あんたも少しは探してくれ。
探すふりでもいい。
もしかしたら私の見落としで、他の人が見たら見えることもある。
要するにほんとは「わたしは知りません」なんだけど、そう言うと「私は無能です」という意味になってしまうので、「ありません」というのです。
「仕事したくないんだよな~」といったら、怠け者になるので「ありません」といいます。
「わかりません」だったら、「じゃあわかる人呼んできて」という話になりますよね。
「ありません」なら体よく客を追い払えるわけです。
そして、自分は「探す」という仕事をしなくてすむ。自分が無能であるということも、怠け者であるということも、相手にも自分自身にも思わせずにすむ。
もっと言うと、たまたまこの店には置いてないという意味ではなく、「この世にそんな物は存在しない」という勢いで言う人も。
いったい何をそんなにおそれているんでしょうね?
なくても、あなたをどうこうするつもりはありません(^^)
③ 自動ロボット
とくに感じるのはガソリンスタンドですね。
店員が来たので窓を開けて「レギュラー満タン。クレジットで」と言ってクレジットカードを出しているにもかかわらず、深々と頭を下げて「いらっしゃいませ」と言ってから、こうのたまわった。
「レギュラーですか? ハイオクですか? 」
「? だからレギュラー満タン」
するとさらに
「レギュラーですね。満タンですか? 」
という。さらに…
「現金ですか? クレジットカードですか? 」
このロボットはこうプログラムされているのです。
「はじめにお客さんが来たらまず深々とお辞儀して『いらっしゃいませ』と言いなさい。つぎに、レギュラーかハイオクか聞きなさい。そして、何リットルか満タンか聞きなさい。最後に現金かクレジットカードか聞きなさい」
だから相手が何を言おうが関係ないんです。
相手が「レギュラー満タン」と言っても、それを「無視して(^^)」頭を下げて「いらっしゃいませ。レギュラーですか? ハイオクですか? 」と聞く。
スーパーでもクレジットカードを出して「クレジットで」といったのに、「エディですか? クレジットですか? 」と聞いてくる。
このロボットは、相手の言うことは何も聞いてなくて、自分のマニュアル通り、順番通りの「質問」に相手がボタンを押さないかぎり受けつけません。
それ以外のタイミングでボタンを押しても反応しません。
コンピュータのプログラムは手順通りにやらないと動いてくれません(^^)
人間ならまちがって「、」が1コついててもわかるのに、コンピュータは「、」が1コついてるだけで機能停止してしまいます。
人間なら「赤い鉛筆が5本」といっても、「5本の鉛筆。赤いの」といってもわかるんだけど、ロボットは「赤い鉛筆が5本」といわないと理解しません。
順番が入れかわったら「入力ミスです。もう一度はじめからやり直してください」と平然という。
でも、「あなたたちは人間でしょう!?」と叫びたい=^^=
入りたくなる店。また来ようと思う店
まあ、上に書いたことをひっくり返せばいいわけです。
そして、最初に書いたように
自分が逆の立場だったら? 自分が客だったら?
と想像するだけでいいです。
お店の人も、食べ物屋さんも、ガソリンスタンドやスーパーの店員も、みんな客になって自分がよその店で買い物をするはずです。
そのとき、こんな対応されてびっくりしたとか、こんな対応されて不愉快だったとか、困ったとか、反対にこんな対応されてうれしかったとか、絶対あるはずなんです。
- 入口はあけておく。
- 中が見えるようにする。
- 何を売ってるのか店先に出しておく。
- 値段を店先に出しておく。
- お客さんが来たら愛想よく「いらっしゃいませ」と言いながら、棚の整理でもしてる「フリ」をする。
- 人の話を聞く。
- お客さまは神様じゃないけど、お金をくれる人です。自分の生活の支えになってくれる人です。大事にしましょう。
- なくても探しましょう。取り寄せるか、他にありそうな店を紹介する。
- 人間同士です。人の話を聞きましょう。
① 入口に立ちはだかるのはやめましょう=^^=
わたしが一度だけ経験した素晴らしい誘導は、店の外にいた人 (店の人かお客さんかもわからなかった) が聞こえるか聞こえないかぐらいで「どうぞ」と言ったか、はたまた実際には何も言わなかったか、ちらっと背中ごしに微笑みながら後ろを見るようにして暖簾をくぐって中に入っていったんです。
おじさんは自然にその後ろをついて中に入ってしまいました。
それはたとえば知人が家に来て、中に案内するような感じでしょうか。
中に入ってもその人は「何をお探しですか? 」とは言わずそのまま店の奥に行き「何か」をはじめました。
② 中が見える。
何を売ってるのか?
コワモテのお兄さんたちに囲まれないか?
他にもお客さんがいて孤立無援にならないか?
無理やり、高いもの、欲しくもないものを売りつけられる羽目にならないか?
ガラス越しに中が見えるか、入口に扉がなく開放されていれば、安心感があるし興味を引くものがあれば中に入ろうと思います。
食べ物屋さんでもガラス越しに座ってるお客さんが見えれば、それが仮に「さくら」だったとしても安心感があります。
誰もいない店には入りづらいものです。
③ 何を売ってるの?
これ、とても大事です。
何屋なのか、何を売ってるのかわからない店が多いです。
よほど暇人か、怖いものが見たい人しか入りません。
ガラス越しに中が見える。ショーウィンドウもいいし、店先に小物をちょっと並べるとか、写真をのせた看板を出しとくのでもいいです。
これで入りやすさは全然ちがいます。
④ いくらぐらいなの?
上の「何を売ってるのか」とおなじく重要なのが「いくらぐらいなの」です。
とくに食べ物屋さんはそうですね。
はいったら99%は食べてお金を払うことになるので、入るまでが重要です。
はいったら「とてもいいお値段」だったり、中が汚いとか、雰囲気悪いとかいうことがなければやめて店を出ることはあまりないからです。
⑤ お客さんに詰めよらない。
1.にも書いたように、お客さんが自由に見る時間をあげましょう。
欲しいもの、興味があるものがあれば、こちらからたずねます。
うるさいハエのようにたかったり、反対に店の奥で無愛想に座ってたり、暇そうにテレビを見ているなんて論外です。
自分が他の店に行ってそれを見たらどう思うか?
「何か」してる「フリ」でいいんです。
というか、棚の整理も本気でしてはいけません。「フリ」です。
お客さんが声をかけてきたらすぐ対応できるように、目線は向けず、耳だけはダンボのように大きくしておきましょう。
せっかくお客さんが声をかけてきたのに「わたし今いそがしいんだから、あんたの相手してる暇はない! 」なんていうのは本末転倒です(^^)
⑥ 人の話を聞く。
これも重要なんだけどわからない人が多いです。
これも自分が逆の、客の立場だったらと考えれば簡単なんだけどね。
お客さんが欲しいもの、興味あるものについて聞いているのだから、それについて答える。
それなのに、聞いたことに答えないで、別の商品の話をしたり、自分がいかに専門知識を持っているかを知らしめようとしたり。
テレビを買いに来たのに、新しく出たパソコンの話は要らないですよね。
それから、あなたの自慢話を聞きに来たのではありません。
人の話を聞かず、人の問うたことに答えず、自分の知ってることだけをしゃべりまくるのは「アホ」です(^^)
⑦ お客さまは神様じゃないけど、貴重なお金をくれる人です。
卑屈になることはありません。
これはかえってイヤです。
かといって、初対面なのに妙になれなれしくて「お前は友だちか!?」とか、上から目線と物言いで「何様のつもり!?」 というのは論外です。
多いのが「自分はこの道のプロである」という思い上がり、勘違いです。
大体においては、一般の客より店の者のほうが知ってて当たりまえなんだけど、そうでないこともしばしば(^_^;)
人に物を売るなら、もう少し勉強しろよなって思うことも。
にもかかわらず、客にウンチクをたれたり、白いものを黒と言いくるめたり、自分が専門家なんだから尊敬しろよという態度を取ったり。
こういう店はすぐ出ます(^^)
お客さんは何か欲しいもの、必要なものがあって店を訪れます。
買う予定ではなかったけど、興味を引くものがあって店に入ってきた人もいるかもしれません。
いい意味でお金をくれる人だから、お客さんが欲しがっているものを見つけてあげて、買いたい気分にさせて、買ってもらいましょうよ。
気持ちよく買い物ができればお客さんは商品以上の価値を手にするし、あなたも金を手にするし、不愉快であれば金づるは逃げていき、あなたは貴重な財源を失います(^^)
そこで大事なのは上に書いたとおり、「人の話を聞く」「人が知りたがっていることを教える」ことです。
誰もあなたのウンチクなど聞きたくありません。
あなたが雑誌にのったとか、テレビに出たとか、国体に出たことがあるとか、そんなことはどうでもいいです=^^=
⑧ なくても探しましょう。
店にはないとわかっていても、「ちょっと在庫 (倉庫) を見てきますね」と言っていったん引っ込んでから「在庫を探したけどあいにくありませんでした。お取り寄せもできますがいかが致しますか? 」と言われれば、全然、気分がちがいます。
その時なくても、この店ならまた来ようと思います。
また、「うちにはないけど、この先の〇〇さんならあるかもしれませんよ」とありそうな店を紹介してくれれば、さらに好感度、リピート率は上がります。
・商売の秘訣はお客さんが満足すること↓
なぜか人気の本屋さん~ひげおじさんのよもやま話。戯れ言
聞いた途端、「そんなものありませんよ」と言われたら二度と来ません。
「探しもしないで」
「珍しいものだからあんたが知らないだけだろう」と思います。
⑨ 自動販売機ではありません。人の話を聞きましょう。
くりかえしになるけど、「〇〇はありますか? 」と聞いたのに、「何をお探しですか? 」と聞くやつ。
さようなら(^^)
臨機応変に対応しましょう。
あなたが、もし出来損ないの自動ロボットでないなら。
あなたが、考えることのできる「人間」であるなら。
マニュアルが最初に「いらっしゃいませ」とお辞儀することでも、お客さんが急いではいってきて「〇〇はありますか? 」ときたら、「〇〇ですか。こちらにこのようなものがありますが…」と応対しましょう。そのお客さんはあなたのお辞儀を求めてはいません。いますぐ必要なものを手に入れることが最重要目的なのです。
もちろん、ふつうに入ってきたならお辞儀して「いらっしゃいませ」といいましょう。
臨機応変ですよ!