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「バイクを回す」「行き止まり」
本来、サイドスタンドはあくまでバイクが倒れないようにしておくものです。スタンドが曲がる、折れるなどの可能性もあります。試してみたいなと思ったら最後までよく読んで内容を把握してから、安全に十分留意して実行してください。くれぐれも自己責任でお願いします。m(_ _)m
サイドターン
林道に行く人ならかならず経験する「行き止まり」
日に何度も行き止まりにぶち当たりUターンを繰りかえすことか。
むしろ、すんなり抜けられることのほうが少ないです。
セローでも最小回転半径は1.9mです。
アクセルターンを一発で決められる人はいいけど、ガレ場ではできない。
失敗したら崖から落ちる(^_^;)
もちろん切り返しすればいいんだけど、ハンドル切れ角51°のセローでも切り返しさえできないくらい幅が狭いこともよくあります=^^=
そこでおじさんが使うのが「サイドターン」です!
ネタではありません。大真面目です。
手前に傾けてサイドスタンドにバイクの重心を乗せてしまえばいとも簡単に回ります!
動画はこちら↓ 一瞬です✌
注意すること
- サイドスタンドはロックがないので前に傾いたり、力がかかると当然はずれます。回すときはできるだけ「後ろに」回す。前にしか回せないときも、うしろに引っ張りながら。
- 林道ではだいたい坂の途中で止まるので、サイドスタンドが外れないように、傾斜、バイクの向きをじゅうぶん考えて回しましょう。スタンドが出ていることでバイクが反対側に倒れるおそれもあります。一回で回そうとせずにあまりバイクを持ち上げずにすこしずつ「引きずる」くらいで。アスファルトとちがい土の上は摩擦が小さいので引きずっても回せます。
- 林道ではサイドスタンドが地面に「突き刺さる」ことがあります。平らで大きめの石を拾ってきてスタンドの下に敷きましょう。おじさんは小板を携帯しています。
- 重いバイクではやめましょう。
スタンドが折れてもおじさんは知りません😅
さいきんはツナ缶の空き缶を携帯してます。
ちょうどいい大きさでかさばらない。
つかったあとはかならず持ち帰りましょう✌
行き止ま林道 (いきどまりんどう) でのUターンテクニック
「鉄則」
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早めに広いところでUターンする。
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かならず山肌側に回る。崖側に回ると崖下に転落するおそれあり。
- まず、この先Uターンするのが厳しそうだなと思ったら早めに広いところで止まりましょう。これがベストです=^^=
- どうしても、もうちょっと先へ行ってみたいときは、バイクを降りて歩いて下見しましょう。この先Uターンできそうな道幅があるかどうか。
- 幅もさることながら、下りで行き止まりが最悪です。道幅があればブレーキターンで回すことができるけど、道幅がなくて片側「崖」とか、ガレ場でタイヤをずらすことができないとしんどいです(^_^;) 人力で回すしかなくなります。
- 登り坂なら、ハンドル切ってバックすることで旋回できます。
- 回る方向によってはリアブレーキが使えないことがあります。あるいはバイクから降りて押したり引いたりするとき。とくに、登り坂でバックするとき、フロントブレーキには荷重がかかっていないので効きめがまったくなくロックして滑ってしまうことがあります。エンジンを止めて、ギアをローに入れてクラッチをつないだり、切ったりするとリアブレーキ代わりになります。
- 道のまん中で止まると旋回するスペースが半分になってしまいます。Uターン必至と気づいたら道の端っこに寄りましょう。崖に向かってUターンするのは危険なので、むしろ崖側に止まって、山肌にフロントがぶつかる方に回りましょう。これならバランスを崩してバイクを倒しても崖下に転落することはありません。フロントが山肌に乗り上げることで反動でバックすることもできます。曲がりきれるかどうかギリギリのところで崖側に回るのはぜったいダメです!
・正当なUターンの仕方はこちら↓
林道の行き止まり。Uターン。ブレーキターンとアクセルターン。スイッチバック
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