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「茶」「語源」「tea」
お茶の時間♨
“tea (ティー) “の語源は「茶 (ちゃ) 」
茶は中国が原産とされています。
国によって色んなふうに「訛り (音韻変化して) 」
チャ、チャイ (インド、ロシア、トルコ) 、ツァイ (モンゴル) 、テ (スペイン、イタリア、フランスなど) などと呼ばれます。
スペイン語では、te (テ) といいます。
イタリア語では、tè (テ) 。
フランス語では、thé (テ) 。なぜかhがはいってるけど読まない(^^)
日本では、「茶」といえば普通は「緑茶」を指しますが、
イギリスでは「紅茶」を指します。
「緑茶」も「紅茶」も同じ茶葉から!
実は、緑茶も紅茶も、同じ「チャノキ」から取れる葉っぱから作られています。
違いは、「発酵している」か「発酵していない」かです。
こう聞くと、緑茶がヨーロッパに運ばれる間に発酵しちゃったのかな? と思ってしまいますが、
そうではなく、茶葉を摘み取って最初の段階で加熱して発酵を止めてしまうか、加熱せずに発酵させるかの違いなんです。
おじさんは「茶刈り」といって、手で摘み取るいわゆる「茶摘み」ではなく機械で刈り取る仕事をしたことがあります。
刈って来た茶葉はすぐに広げるか、風を送らないと、熱がこもって茶葉の中にある「酵素」で自然に発酵が始まってしまいます。
これを「焼ける」といいます。
紅茶のいい匂いがしますが、もはや「緑茶」としての商品価値はなくなってしまうので、刈り取ったらできるだけ早く「加熱」して酵素を分解してしまう必要があります。
日本では「蒸して」発酵を止めます。
紅茶にするときは、「蒸さずに」ほっとくと、かってに発酵が始まります。
木から葉っぱを摘み取らないと (刈り取らないと) 発酵しないので不思議ですね。
theine (テイン) とcaffeine (カフェイン)
「テイン 」はあまり聞いたことがないと思うけど、お茶 (テ) から抽出されたのでこの名前がつきました。
「カフェイン」は、コーヒー (カフェ) から抽出されたのでこの名前がつきました。
ところが、後に「テイン」と「カフェイン」は同じものだとわかったのです。
だから、「緑茶」を飲むと、寝られなくなったり、トイレが近くなったりします。
緑茶は紅茶や、コーヒーと同じくらいカフェインを含んでいます。
ちなみに岡山弁で「コーヒーや緑茶のカフェインで眠れなくなる」ことを「ふられる」といいます。
「飲み過ぎたらふられるで」
なんと便利な言葉でしょう!
「お茶だから大丈夫」と勘違いして飲んでる人、いますね。
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