目次をご覧になりたい方はクリックしてください→
「薬学管理料」「薬剤服用歴管理指導料」「点数」「お薬手帳」
病院に行くのもつらい
つらい症状で病院に行き、さんざん待たされてやっと先生に呼ばれて、かくかくしかじかと訴え、診てもらい治療を受けたり処方箋を書いてもらったりして、会計を済ませても、薬局に行かなければなりません。
むかしは病院で薬ももらえたんですけどね。
いまでも、たまにそういうところはあるけど少ないです。
病人は病院に行くのもつらい
病人にとっては病院に行くのもつらいのでできれば家で寝ていたいです。
でも、何日経ってもよくならないとか、会社では「診断書」や「病院の領収書」がないと仮病扱いされるので仕方なしに行く場合もあります。
診療待ち。会計待ち。
終わったと思ったら、処方箋をもって薬局に行かなければならない。
つらいです。
早く家に帰って寝たいです。
なのに…
薬局でまた同じことを聞かれる
「今日はどうされましたかあ?」
「はあ?」
それは先生に話したし、だから処方箋が出てる。
それ見れば、お腹が痛いのか、頭が痛いのか、熱があるのかわかろう!
なんでまた同じこと聞くの?
またおなじことをできるだけカンタンにいうけど、薬剤師はさらに質問を重ねてきます。
はやく薬をよこして、さっさと家に帰らせてくれ!
薬学管理料
べつに嫌がらせでやってるわけではありません。
でも、知らないとほんとに病人の気持ちのわからないやつだな!と思ってしまいます。
いや、薬剤師だって病気になって病院に行くことはあるはずだからわかるでしょ。
明細を見ると、「薬学管理料」や「薬剤服用歴管理指導料」なるものがあります。
病人の容態を確認して、薬の飲みかた、使いかたなどを指導する。
そして、それを記録して管理する。
そして、これをすることで「点数」がもらえます。
点数
診療や薬の調剤などは点数が決められていて、
1点=10円です。
薬の説明をするのは義務ですが、もちろんこれをしなければ「薬学管理料」の点数がもらえません。
病人が説明を拒否した場合はどうなるのかわかりませんが。
ただ、たとえばインフルエンザでタミフルが処方されてるのに「今日はどうされましたか?」はないと思います。
「じつは、足が痒くて」というわけがないんです。
だから、バカの一つ覚えみたいに「今日はどうされましたか?」ではなくて、
「インフルエンザですか?大変ですね。早く帰りたいですね。でもお客さまの安全のために薬の説明をさせてください」くらいのことをいいましょう。
まあ、1日3回食後とか説明されなくてもわかりますけどね。
お薬手帳
こんなめんどくさいものと思うけど、持っていくと140円安くなります! (2020年8月現在)
薬学管理料が、お薬手帳を持っていると43点 (430円)
持っていないと、57点 (570円) になります。
差額は140円です。
持ってなければその場でつくってもらいましょう。
またいまは「お薬手帳アプリ」もあるので、紙を持ち歩くのはめんどうだという人はこちらをつかってください。
点数は2年ごとに更新されます。
「今日はどうされましたか?」それまた聞く!?
薬局はこういう理由があるのでわかりますが、病院でなんども聞かれるのは苦痛です。
まず、受付に行って「かくかくしかじか」
問診票に症状を書くこともあります。
これは当然。
解せないのは診察前に看護師が来て、「今日はどうされましたか?」と聞くんです。
それは受付で話したし、問診票にも書いたし、だから内科を案内されて待ってるのに。
「あなたに話す必要はない!」とは言えないのでまた「かくかくしかじか」
そして、やっと診察室にはいると先生に「今日はどうされましたか?」
先生に説明するのは当然だけど、問診票は見てもいない?
看護師はなんかの練習台として患者をつかってる?