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「×八方美人」→「○自分を大事に」
これは永遠のテーマですね。
さんざん、このことについて書いてきましたが、根本的に「自分がいちばん大事」ということにつきます。
人があなたのことや、あなたの言動をああだこうだ言うけど、それにしたがってあなたが行動してどのような結果になろうともだれも責任を取ってくれません。
「人は無責任に好き勝手なことばかり言う」
「人に自分の価値を決めさせるな」
「そもそも価値があるかないかという考えかたがまちがい」
「人の評価を受けることではなく、自分がなりたいものになることが幸せ」
「自分が自分に正直であることが、自分を信頼すること」
ということです。
ロバの親子
ロバを市場に売りに行く親子がいます。
2人でロバを引いて歩いていると、
- 「ロバに乗らないで歩いてるなんてバカじゃん」と笑われる。
→子どもを乗せる。 - 「親を歩かせるなんてひどい子どもだ」と言われる。
→こんどは親が乗り、子どもは歩く。 - 「子どもを歩かせて自分だけ乗るなんてひどい親だ。いっしょに乗ればいいのに」と言われる。
→2人とも乗る。 - 「2人も乗ってロバがかわいそう」と言われる。
→2人でロバを担いでいく。 - 橋の上でロバが暴れて川に落ちて溺れ死んでしまった。
何をしてもかならずあなたのことを悪く思う、悪く言う人がいるもんです。
すべての人を満足させることはけっしてだれにもできないんです。
人の言うこと (アドバイスや批評) にしたがった結果は、人を満足させるどころか自らの死でした。
人の言うことを聞いてそのとおりにしてどんな結果になってもだれも責任を取ってはくれません。
さらにこう言うでしょう。
「人の言うことばかり聞いてバカじゃん」
「自分の意志や考えはないのか?」😅
こんなことならはじめにそうしていたように市場までロバを引いて、自分たちは歩いていけばよかったですね。
かりにそれで何か問題が起きたとしても、他人が言うとおりにして問題が起きるよりまだマシです。
まして最初の自分の判断のほうが正しかったとわかってから、悔やんでも悔やみきれないです。
人は勝手なことばかり言う
2500年前のインドで、すでにブッダが言っています。
「人は勝手なことばかり言うもんだ」
だから人の言うことなど気にしないで自分が信じることをしなさい。
当時はバラモン教が支配していました。
今なお残るカースト制度の頂点に立つバラモン (司祭階級) が牛耳っていました。
ブッダ自身は2番目の階級のクシャトリヤ (武人・王族) で、何を隠そうシャーキア (サーキア、シャカ) の王子さまだったにもかかわらず、王位も城も捨て出家ならぬ出城をしました。
ブッダはカーストに関係なく最下級のシュードラ (奴隷) はおろか、さらにカーストにはいらないアンタッチャブル (不可触民) にも平等に接して食事の招待を受けたりしていたので、バラモンやカースト制度にどっぷりはまっている一般人からはかなり批判を受けたようです。
また人気が出てくるとそれを妬む人がかならず現れます。
その経験から出た言葉がこれなんですね。
おじさんはこの一言でブッダのフォロワーになりました😄
これはブッダのつぶやきではなく、ダンマパダというちゃんとしたお経に書かれている言葉です。
人のアドバイスは「あなたのため」ではなく、言った「本人の要求」である
「良薬口に苦けれども病に利あり。忠言耳に逆らえども行うに利あり」
という有名な言葉があります。
前半の「良薬口に苦し」の部分だけが知られていますが、アドバイスは面白くないけど役に立つという言葉です。
が、しかし!
おじさんの経験からアドバイス、というより他人の無責任な言葉、横槍はことごとくおじさんにとって「害」しかありませんでした😅
人は他人のことなどほとんど考えていません。
すべて自分のことです。
それは悪いことではありません。
当たりまえです。
すべての生命は自らが生き残ることが最上の行動理念だから。
そうでないものはすでにこの世に生き残っていません。
他人へのやさしさとか助け合いも打算のうちで、ほどほどにお互いにうまくやればいいけど、度を過ぎて自己犠牲になってしまうとその人は苦しむだけでなく生存競争の中で負けて生き残れません。
だから自分を大切にしないもの、自分を犠牲にするものは、絶滅して生き残っていません。
「あなたのため」とか
「人の言うことは聞くもんだよ」なんていうのは、
自分の我儘を相手に押しつけたい人のセリフです😄
「俺様の我儘を聞け」といったらだれも聞かないので、「親切」「あなたのため」「常識」「道徳」「みんなそうしてる」などの言葉にすりかえて、自分の欲求・欲望・要求・我儘をあなたに押しつけます。
そして、自分の思いどおりに動かない人を「悪者」と呼びます。
お前に言われたくない😂
自分の車 (体と心) のハンドルは自分で握る
自分の評価を人に委ねてはいけません。
あなたの価値はだれにも決められません。
じつはあなた自身にも決められません。
そもそも価値があるかないかという二者択一の考えかた自体がまちがいです。
あなたの車 (心と体) を人に運転させてはいけません。
あなたの車は自分でハンドルを握り自分で運転します。
たとえ下手でも、F1ドライバーのように走れなくても。
あなたは他人にハンドルを任せて、いっしょに谷底に落ちても満足ですか?
自分のミスなら諦めもつくけど、他人に任せた結果は受け入れがたいものです。
死んでしまえば悔やむこともないけど😄
いやこれは極端な話で、死ななくても現実の様々な行動の結果があなた自身のものなら受け入れられるけど、他人に決められたものなら受け入れられません。
人の役に立たないとダメなの? ~ あなたの価値は誰が決めるの?
人にされることよりも、自分が自分にすることのほうがひどい!~ ブッダのつぶやき
八方美人は八方不美人
体は1つしかない。1日は24時間しかない
なんでもいいよ、いいよと言って、受ける人がいます。
でも体は1つしかない。
1日は24時間しかない。
あなたはみんなの要求を満たすことはできません。
不可能です。
手伝い
たとえばAさんから
「今度の日曜日、引っ越しするんだけど手伝ってくれる?」
と言われて「いいよ」と言います。
そのすぐあと、Bさんからもおなじ日に引っ越しの手伝いを頼まれます。
それも「いいよ」と受けます。
さあどうなりますか?
言うまでもないですね。
体は1つしかありません。
Aさん、Bさんどちらかしか手伝えません。
どちらかは断らなければなりません。
あなたは嘘つきで信用できない人というレッテルが貼られます。
みんなにいい顔しようとして、けっきょく自分の顔に自分で泥を塗る羽目になります。
Bさんに嫌われようと、「ごめん。その日はAさんに引越しの手伝い頼まれてるんだ」とちゃんと言わなければなりません。
もしそれであなたが嫌いになるような人なら、こちらから願い下げです。
さっさと別れたほうがあなたのためです。
車
またこんなのはどうでしょうか?
あなたが新しい車に買い替えることになりました。
そのことをAさんが聞いて
「だったら今乗ってる車、わたしに譲ってくれない?」
と言います。
あなたは「いいよ」と言います。
そのすぐあとでBさんも聞きつけて、中古を譲ってくれと言い、あなたは「いいよ」と言います。
とうぜん車は1台しかありません。
どちらかは断らなければならない、というより、はじめにAさんに上げると約束したんだからBさんの申し出は受けるべきではありません。
「あっごめん。もうAさんに上げることになってるから」
と言うべきです。
上とおなじようにそれであなたのことを嫌いになるようならBさんとはさっさと別れたほうがいいです。
あなたが2人にOKしてそのままにしておけば、2人が車をもらいに来ます。
車は1台しかありません。
さらにそこであなたが
「2人でいいようにしてよ」
と自分は関係ないようなことを言えばあなたは2人から嫌われます。
「車を半分に分けろとでも言うのか💢」
A friend to everybody is a friend to nobody.
みんな友だちは、だれも友だちじゃない。
英語の諺です。
誰とも角が立たないようにするのは不可能です。
人当たりがよくて、誰とでもうまくやっているように見える人はじつはほんとの友だちは1人もいません。
よくいう毒にも薬にもならない人。
悪い人じゃないけど、誰も好きじゃない。
悲しいかな。
いざというときは誰も助けてくれません。
あっ、誰彼となくケンカを吹っかけるのは論外ですからね😄
よくドラマにありがちなとんがっててツンケンしてるやつ。
ドラマだと「じつはいい人だった」とあとで好かれるというお決まりのパターンですが、現実世界では最初が最悪のやつはその後も最悪のままですから。
逆にやさしくて親切そうな人がじつは、意地悪だったり心の狭い人というのはよくあります。
自信とは自分を信頼すること
自分のものは自分のもの ~ 奴隷の道徳からの脱却 ~ 他人といると疲れる人へ ②
多くの人に異論がないと思いますが、嘘つきは嫌いです。
あなたがだれかを信頼する、信用するというのは、その人が誠実で嘘をつかない人であることが絶対です。
その人が漢字をたくさん知ってるとか、車の運転がうまいとか、見目麗しいとかいうのはどうでもいいことです。
これは自分に対しても言えることで、あなたが漢字をたくさん知っていても、車の運転がうまくても、見目麗しくても?自分に嘘をついていれば自分が嫌いです。
自分を信用できません。
信頼できません。
だって嘘つきだから😄
この嘘には種類がいくつかあります。
1つは、自分が利益を得るために他人を利用するための嘘。
これは積極的な嘘です。
2つめは、根本的にはおなじだけど、自分の弱点や欠点を人に見られてがっかりされたり、低い評価をされるのが嫌だからつく嘘。
消極的な嘘ですね。
これも自分が高く評価されて自分を重用してほしいという私利のためなので中身はおなじなんですけどね。
もう1つ相手を傷つけないための嘘というのもあるけど、これは嘘がバレたときにかえって相手を傷つけることもあるので、やはりあまりおすすめしません。
また一見「相手のため」のようだけど、じつは「自分が嫌われたくない」「いい人と思われたい」という自分のための嘘であることも多いです。
あなたがうまく相手を騙せたところで自分は自分が嘘をついていることをよく知っているから、あなた自身があなたを信用しません。
自分を信頼しません。
これが「自信がない」という状態です。
何か特技を持っていることが自信ではなく、自分が嘘つきでない、信用できる人間であるかどうかということにつきます。
自信を持つということは、他人にというより、自分に正直で、自分に嘘をつかないことです。
たとえ百万人に愛されても自分が自分を好きでなければ幸せではない
自殺するアイドル
人気絶頂で、ファンが何百万人もいて、仕事にも恵まれて、引っ張り凧なのにとつぜん自殺して世間を驚かせることがよくあります。
そもそも15~39歳までの死因のトップは自殺なので、じつは珍しくないといえば珍しくないのではありますが。
この事実をみなさん知らないのは、テレビやメディアでこのことを騒ぎ立てないからです。
このことは秘密でもなんでもなく、「死因」で検索すればすぐ出てくる数字です。
にもかかわらず連日、コロナで騒いでいる😄
一般の人の自殺はニュースにならないけどアイドルをふくめ芸能人、著名人の自殺はニュースネタになるので取り上げられるということもあります。
また、傍から見ればすべて欲しいものを手に入れ、すべてを持っているように見えるけど、かれらも人間だから、人間関係や世間が知らない借金とか病気を抱えていることもあるでしょう。
忙しすぎて自分の時間がないということもあるかもしれません。
これも贅沢な悩みですが。
それならやめればいい。
それは自分で選んで自分で決められることです。
少なくともそれで死ぬくらいなら。
人間関係、お金の問題、病気などは万人が抱える悩みなので、やはり一般人からすると贅沢という気がするのも無理ありません。
おじさんは1人暮らしで、生活はギリギリ、体中故障だらけでもよく生きてるなと我ながら感心します。
意外とこういう恵まれない人のほうがしぶといのかも😄
人に愛されることではなく自分が自分を愛することが大切
何百万人のファンや、あなたのことを猛烈に愛してくれてる人がいても、あなた自身があなたを好きでなければあなたは不幸せです。
何百万人の人に嫌われ、だれもあなたのことが好きじゃなくても、あなた自身があなたを好きであればあなたは幸せです。
何百万人のファンがいても、たった1人の相手にふられただけで死んでしまうのは、
「自分の価値や評価を、世界のたった1人の人に委ねてしまった結果」です。
まわりを見れば自分のことが好きで応援してくれている人がたくさんいるのに、そうでなくても少なくとも自分自身がいるのに、たった1人の人に気に入られないだけで自分の価値を無き物にしてしまう。
人の気持ちはコロコロ変わります。
男心と秋の空。
女心と冬の風などと申します。
たとえ恋人でも夫婦でも、相手に手綱 (ハンドル) を渡してはいけません。
あなたは自分が乗ってる馬の手綱 (自分が乗ってる車のハンドル) はいつも自分で持っていましょう。
ちょっとさびしいと思うかも知れないけど、100%信頼できる他人なんていません。
また、万が一そんな人がいたとしても、死別という避けられないものがあります。
せーので2人いっしょに死ねばいいけど、かならずどちらかが先に死にます。
あっ、これ読んで、心中とか、後追い自殺とか考えないでね。
そうならないためにも、あなたはあなたの手綱を自分で持ちつづけてください。
死ぬまで。
死んだら手放していいです😄
世の中のだれにも好かれなくても、だれにも知られなくても、あなたは1日24時間、1年365日死ぬまであなたたとともにいます。
そんなあなた自身だけはあなたの味方でいてください。
そのためには、自分に嘘をつかない。
自分の気持ちに正直に生きることが何より大切なんです。
自分がしたいことをする。自分が望む人間になる
日本人はとくに他人の目ばかり気にしますが、あなたの人生です。
さんざん書いてきたように、あなたが他人の目を気にし、他人に合わせてみせたところで、だれもあなたの人生に責任を取ってくれません。
何が起きても自分の決断なら自分で受け入れられる。
人が決めた結果なら悔やんでも悔やみきれない。
あなたがAさんの意見に従えばBさんが反感を持って文句を言う。
Bさんに従えばCさんが反感を持って文句を言う。
Cさんに…
けっきょくだれの言うことを聞いてもかならず気に入らない人がいて、あなたに文句を言います。
それを人はアドバイスとか常識とか「あなたのため」とか言いますが、ぜんぶ彼ら自身の「我儘」「自分勝手な価値観」です。
ならば自分の思うとおりに生きましょう。
裏を返せば何をしても文句を言う人がいる代わりに、何をしても賛同する人もいるんです。
でもその人に依存しないように。
ある部分ではあなたに賛同する人も、ある部分ではあなたに反対します。
また人の考えや気持ちはコロコロ変わります。
そのときがっかりしないように。
悪い評価だけでなく、いい評価にも振り回されてはいけません。
かりにいい評価であっても、他人に自分の価値を決めさせることはまちがいです。
もちろん褒めてくれる人には「ありがとう」と言っておけはいいです。
でもそれはいつ変わるかわからないので、いつも自分で自分が納得する生き方に集中すべきです。
死ぬまで、あなた自身があなたの味方です。
この記事、前にもおなじタイトルで書いてます。
しかも内容もほとんどおなじ。
おじさんもそろそろ年貢の納め時か😅
まあ内容に齟齬はないのでよしとしよう。
どうせ両方読む人はいないだろうから。
いまさら両方の記事をまとめるのもめんどうだし。
2023-12-04