目次をご覧になりたい方はクリックしてください→
「知らぬが仏」「臨機応変」
先のことは知らないほうがいい
「激レアさんを連れてきた」で出演者に千日回峰に関連してオードリー若林さんが質問しました。
「天気予報は見ますか?」
見たら心の準備をしすぎてしまうので (見ないほうがいい) 。
どういう事態になってもいい状態に心を保つ。光永圓道
知らぬが仏
これは現実に起きていることでもそうですが、未来の予測に関してもおなじことが言えます。
悩みの99%は過去か未来のこと
われわれが悩むことの99%は過去か未来のことで、現在のことは1%あるかどうか。
そもそも悩みというのは選択肢がある場合に存在しうるもので、選択肢がない場合は悩みではなく単に「苦」です。
進学するか就職するか、結婚するかしないか、これを買うか買わないか、これを取っておくか捨てるか。
みんな自分に選択肢があります。
自分で決められます。
自分の意志次第でどちらにでもできます。
いわゆる贅沢な悩みです。
もし就職するしかない。
結婚するしかない。
いえいえ、もともと結婚相手がいないから結婚できない。
お金がないから何も買えない。
治らない難病を抱えている。
こういうのは悩みとはいえません。
何一つ自分で選べないからです。
そして単なる苦です。
また過去のことは変えることができないので悩みではありません。
それは単なる苦。
辛かった思い出にすぎません。
将来への不安
将来のことを考えるとしばしば悲観的なことを想像してしまいがちです。
自分が交通事故で大ケガをしたり最悪死ぬケース。
ガンなどの病気でやはり生活できなくなったり死ぬケース。
保険会社もその不安を煽って保険に加入させます😄
病気とケガは2大不安要素ですからね。
自然災害はどうにもならない
地震や隕石の衝突などは心配しても避けることができません。
地震は確率的には断層部分に起きやすいのでそういうところに住むのを避ければ、いくらかでも確率を下げることはできます。
でもあくまで確率なのでいつどこで起きるかだれにもわかりません。
大阪のように地震なんかなさそうなところで阪神淡路大震災がありましたね。
都会で大きな地震があったことも驚きだったけど、やはり多くの人が「大阪で?」と思ったのも事実です。
おじさんは関東から北海道に引っ越した1カ月後に北海道で震度5の地震に遭いました😅
忘れもしない1993年1月15日、成人の日でした。
そして2年後の1995年1月17日に阪神淡路大震災。
この頃は毎年、成人の日の頃に大事件が発生していました。
湾岸戦争は1991年1月17日勃発。
これらのことは予測できたでしょうか?
備えができたでしょうか?
いいえ、誰にもわかりません。
わかっていたら防ぐことができたはずでしょう。
臨機応変
来年の4月に受験があるから勉強しておく。
これは天変地異でもないかぎり確実に来ることなので準備しておくのがいいに決まっています。
でも世界の動向や、経済の動き、政策の変更、戦争、中でも自然災害は予測不可能なので心配してもキリがありません。
それらにすべて備えておくこともできません。
パリ・ダカールラリーならバイク1台にトラック1台のサポートがつくかもしれません。
ただそれでも絶対充分とは言えません。
けっきょく人間の想像できることはかぎられているし、想像できてもそのすべての備えはできません。
地球がもう1コあっても足りないでしょう😄
心配したことは起こらず予想もしないことが起きる
おじさんの人生では心配したことは起こらず予想もしないことがつぎつぎに起きました。
そのとき必要なのは備えではなく、臨機応変に対応することです。
必要な能力は備えることではなく、その場で柔軟に対応することです。
心配するだけ時間と労力のムダです。
明日のことを心配するより、今この時間に最大限エネルギーをつかいましょう。
今日の一針明日の十針 vs 明日は明日の風が吹く ~ 戯れ言