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「両目」「同時」「動く」「眼科」
目は左右いっしょに動く。
そんなの当たりまえじゃん。
いえ、おじさんもそんなことは考えるまでもなかったんだけど、それを強く実感した出来事がありました。
目の痛み
ある朝起きたら、右目がとても痛くて開けることもできません。
だれでも考えるように目にゴミがはいっているんだろうと、指でまぶたをこじ開けて鏡を見ましたが異物は何も見えません。
眼球はすこし充血していたけどそんなにひどくはありません。
左目はいつもどおり開くので、あまりよろしくないけど車で会社に向かいました。
右目をつぶっていても痛い
しかし、5分くらいで断念しました。
右目をつぶっていても痛くて左目を動かすだけで激痛が走るんです。
しかたなしに家にもどり、家人に目医者に連れて行ってもらいました。
両目はいっしょに動く

そんなの知ってますよね。
人間の目はカメレオンのように左右べつべつに動かすことはできません。
寄り目はできるけど、左右の目を反対に外側に動かすことはできません。
それに近い状況を作り出すことはできるけど、それは片方だけ寄り目にすることです。
でもこの場合でも左右の目は外には向いていません。
それを実感したのがこの出来事です。
目は思ったよりいつも動いている
ふだん何気なく物を見ている。
目を動かすと痛いのでできるだけ目を動かさずに、顔を動かして物を見ようとするんだけど無意識に目が動いてしまいます。
すると激痛が走ります。
両目を閉じていても目は動いてしまいます。
もちろん目に異物がないときは動いても何も感じません。
車の運転
車の運転は特にそうですね。
それだけまわりをつねに監視しているということです。
右目をつぶって顔を動かして物を見ようとしても、左目は秒速で動きます。
すると右目も閉じたまぶたの下で動いているので異物をこすり激痛が走ります。
あっ、危ないので片目で運転しないでくださいね。
眼科で
ちょっと脱線しますが、眼科の悪癖について書きます。
眼科に着いて、目が痛いことを告げて待ちました。
その間も右目は開けられず涙がボロボロ流れつづけます。
ジオプトリーを測る?
しばらくして呼ばれて中にはいるとジオプトリーを測定する機械の前に座らされました。
そう。
コンタクトレンズやメガネをつくるときにかならず座らされ、中の気球を見るやつです。
おじさんはコンタクトレンズを作りに来たんじゃありません。
目が痛いんです。
あれはジオプトリー (屈折度) といって眼球のレンズの屈折の度合いを自動的に機械が調べる装置です。
ド Dioptrie (ディオプト゜リー)
英 diopter (ダイアプタ)
レンズの焦点距離をメートルで表したもの逆数
これはあくまで矯正用のメガネ (コンタクトレンズ) の焦点距離であって、眼球の水晶体の焦点距離ではありません。
日本でつかわれているジオプトリーという言葉はドイツ語から来ていますね。
ちなみにおじさんは-2.25くらいです。
近視用はマイナスがつきます。
遠視や老眼の場合はプラスです。
遠視≠老眼です。
遠視:近くは見えないが遠くは見える。
老眼:近くも遠くも見えない。手を伸ばしたあたりだけに焦点が固定される。
近視でも老眼になります。
ちょうどよくなるのではなく、近いと見えないので離したら離したでやはり見えません
新聞などを離して読むおじいさんの典型的な姿がありますが、あの人たちは近視でなく老眼になった方たちです。
おじさん (おじいさん?) は近くだと見えないので離すと、こんどは文字が小さすぎて見えません。
だから老眼でも近視用のメガネが必要になります
目が痛いのになんでジオプトリーを測るのかと思ったけど、目の状態を調べるためなのかとも思い座りました。
でも目が開けられません。
看護師は無情に、事務的に「目を開けてください」といいます。
おじさんもなんとか開けようとしたけど開けられません。
「無理です!」
すると、また待合室で待てと。
やっと先生登場
待合室で涙を流しつづけながら10分くらい待ち、ようやく呼ばれました。
先生が右目の上まぶたをひっくり返すと3mmくらいの木くずが刺さっていました
それをピンセットでつまんで取るとなんということでしょう!
あれほど痛かった痛みが嘘のように消えてしまいました。
見せてもらったけどたまに目にはいるゴミのレベルではありません。
下だと思っていた
痛みを感じていたのは目の下の方でした。
でもじっさいには上まぶたに刺さっていました。
最初から先生が見てください!
先生の手際はよかったけど、そもそも「目が痛い」といってるのになんでジオプトリーを測ろうとしたのか?
最初から先生が見てくれれば数秒で終わったことなのに。
検査費用を点数 (診察代) にするため
もうこれしか考えられませんね。
まぶたの裏側に刺さった棘をピンセットで取るだけでは大した点数 (お金) にはならないでしょう。
ジオプトリーの測定をすればそれを検査費用として点数 (お金) に計上できます。
だから、おそらく看護師の判断ではなく、眼科に来た人は訴えや症状にかかわらずジオプトリー、あるいは視力の検査をするように指示されているのでしょう。
ほかにも目が痒いとか、充血しているとかでほかの眼科に行ったことは何度もあるけど、そういうときにジオプトリーを測ったことはないです。
当たりまえです。
極端な話、目が痛いと言って眼科に行ったのに、目を見ないでいきなり注射をするでしょうか?
その代わり、眼圧測定 (目にプシューと空気を噴射するやつ) と細隙灯顕微鏡検査はかならずやりますね
まあ、目薬 (とくにステロイド系) を点しているときは眼圧が上がって緑内障になるおそれがあるので。
でも、気球はやりません
病院がつぶれた!
「もう2度とその眼科には行くか!」と思いました。
しばらくして目が痒くなったときに、そこには行きたくなかったので知り合いにどこかいい眼科はないか尋ねたところ、その眼科の名前が出てきて「つぶれた」ということを知りました。
むべなるかな。
当然ですね。
これは噂でしかないけど白内障の手術に失敗したということです。
以前から不思議に思ってたけど、その眼科は看護師がやたらたくさんいました。
わたしが行ったときは患者はわたししかいませんでした!
なのになんであんなに待たされたのかもわからない。
眼科に行け!?
これも知人から聞いた話ですが、そこでつくったコンタクトレンズが合わないので行ったら
「 (よその) 眼科に行け!」
っと言われたそうです。
えーっ!
ここは眼科じゃないの?

