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「格変化」「冠詞」「名詞」
ドイツ語の名詞と冠詞の格変化
スマホのかたは横向きにして見てください🙏
格 | 男性 | 語尾 | |||
定冠詞 | 1 | der | er | ||
2 | des | es | Vaters | 2格だけ名詞に「-esまたは-s」をつける。 1音節または-s, -schで終わる名詞には「-es」 例:des Mannes |
|
3 | dem | em | |||
4 | den | en | -eで終わる名詞は、-nをつける。 例:Junge→Jungen Name→Namen |
||
女性 | |||||
1 | die | ie | |||
2 | der | er | 2.3格は おなじ |
||
3 | |||||
4 | die | ie | |||
中性 | |||||
1 | das | as | |||
2 | des | es | Kindes | 2格だけ名詞に「-esまたは-s」をつける。 1音節または-s, -schで終わる名詞には「-es」 例:des Hauses, des Tisches |
|
3 | dem | em | |||
4 | das | as | |||
複数 | 性なし。共通 | ||||
1 | die | ie | |||
2 | der | er | |||
3 | den | en | Kindern | 3格だけ「-n」がつく。 「-n, -s」で終わる名詞にはつけない。 3格だけ女性のderがdenになったと思えばいい。 |
|
4 | die | ie | |||
不定冠詞 (複数はない) |
男性 | ||||
1 | ein | * | |||
2 | eines | es | 定冠詞と おなじ |
||
3 | einem | em | |||
4 | einen | en | |||
女性 | |||||
1 | eine | e | |||
2 | einer | er | 2.3格は おなじ |
||
3 | |||||
4 | eine | e | |||
中性 | |||||
1 | ein | 男性とおなじ | |||
2 | eines | ||||
3 | einem | ||||
4 | ein | * | |||
疑問詞 | 誰 | ||||
1 | wer | er | |||
2 | wessen | essen | |||
3 | wem | em | |||
4 | wen | en | |||
何 | |||||
1 | was | ||||
2 | – | 2.3格はない | |||
3 | – | ||||
4 | was | ||||
定冠詞系 (定冠詞と ほとんど おなじ) |
男性 | ||||
1 | dieser | er | 定冠詞と おなじ |
||
2 | dieses | es | |||
3 | diesem | em | |||
4 | diesen | en | |||
女性 | |||||
1 | diese | e | |||
2 | dieser | er | 2.3格は おなじ |
||
3 | |||||
4 | diese | e | |||
中性 | |||||
1 | dieses | es | 1.2.4格は おなじ |
||
2 | dieses | es | |||
3 | diesem | em | 3格だけ別 | ||
4 | dieses | es | 1.2.4格は おなじ |
||
複数 | 性なし。共通 | ||||
1 | diese | e | |||
2 | dieser | er | |||
3 | deisen | en | |||
4 | diese | e | |||
男性 | |||||
不定冠詞系 (不定冠詞と ほとんど おなじ) |
1 | kein | * | 不定冠詞と おなじ |
|
2 | keines | es | |||
3 | keinem | em | |||
4 | keinen | en | |||
女性 | |||||
1 | keine | e | |||
2 | keiner | er | 2.3格は おなじ |
||
3 | |||||
4 | keine | e | |||
中性 | |||||
1 | kein | 不定冠詞とおなじ | |||
2 | keines | ||||
3 | keinem | ||||
4 | kein | ||||
複数 | 性なし。共通 | ||||
1 | keine | e | |||
2 | keiner | er | |||
3 | keinen | en | |||
4 | keine | e |
男性弱変化名詞
単数1格以外はすべて「-en」をつける
Student→Studenten
Mensch→Menschen
定冠詞系
dieser この
jener あの
jeder どの~も (単数形のみ。複数形はない)
solcher このような
mancher かなり多くの
不定冠詞系
mein わたしの
dein あなたの
sein 彼の、それの
ihr 彼女の、彼 (彼女) らの
unser わたしたちの
euer あなたたちの
Ihr あなた (たち) の (敬称。大文字です!)
おなじ形でどうやって区別するの?
動詞と使われている場所で区別する
動詞も、格変化します。
動詞を見れば (聞けば) 、「誰の」「何格」であるかわかります。
Ihr mögt ~ .
のようにihrの後ろに動詞が来ていれば、ihrは主語であることがわかります。
「あなたたちが (きみたちが) 」だということがわかります。
敬称 (属格。あなたたちの) の場合は後ろに名詞が来ます。
英語のyouも「あなたが」と「あなたを」の2通りありますが、それが置かれる場所で主語か、目的語かわかりますね。
I love you.
「わたしは、あなたを愛してる」で、
「あなたは、わたしを愛してる」と解釈する人はいないわけです。
よほどおめでたい人以外は。
しかし、ドイツ語は当たりまえのように倒置するので、かならずしも動詞の前が主語とはかぎりません💦
主語が後ろに行っていても、動詞の格変化が、「2人称複数」であれば、主語は「2人称複数」つまり、「あなたたちが (きみたちが) 」であるとわかります。
さらに敬称「あなたたちは」の場合は、Sieを使います。
「2人称複数」と「3人称単数」の動詞の活用がおなじ形というまた別の問題がありますが、ここでは述べません。
Ich gehe mit ihr ~ .
のように、目的語、対格、与格などになっていれば、ihrは「彼女に」であるとわかるのです。
また、ihrの後ろに名詞がついていれば、属格「彼女の」であるとわかります。
ドイツ人は何も悩まずこれらを使い分け、区別しているでしょう。
ドイツ人がとくべつ頭がいいわけではありません。
生まれたときから、聞いてしゃべっているから考えなくてもわかるだけです。
じつは日本人も知らずにとても高度で複雑で難解な言葉をしゃべっているのです。
気がついてないだけで、外国人学習者からしてみれば「???」の連続です。
日本人でも混乱することがあります。
結構です
OKのときも、NOのときもいいますね💦
ふつうはNOの意味ですが、「結構なものをいただいて~」なんていいます。
♀女性名詞の見分け方
-e, -ung, -heit
で終わる名詞はおおかた♀女性名詞です。
-ung (英 -ing)
動詞の語幹につけて♀女性名詞をつくる👩
-heit (英 -hood)
形容詞、名詞などにつけて♀女性名詞をつくる👩
例:)
Tasse, Toilette,
Ahnung, Ordnung, Zeitung
Gesundheit, Krankheit, Freiheit, Vergangenheit
など。
Entschuldigung
よくつかうこれもじつは女性名詞。
「許してください」「ごめんなさい」という動詞の依頼ではなく、
「許し!」「許容!」「謝罪!」「言い訳!」って言ってるんですね😄
例外:)
法則にはかならず例外があります。
♂ der Junge, der Name,
Φ das Ende など。
でも少ないので、語尾が「-e」だったらとりあえず♀だと思っておけばいいです。
冠詞をまちがえても殺されることはありません。
日本語なら、鉛筆1本を、1コというようなもんです。
う~ん。ちょっとちがうけど意味はわかるしまちがいとも言い切れん。
形容詞も格変化する!
形容詞も格変化します。
ドイツ語 ~ 形容詞の語尾変化
ドイツ人だって暗記してない。
日本語の「てにをは」といっしょでまちがっても意味は通じるので臆せずどんどんしゃべろう!