目次をご覧になりたい方はクリックしてください→
「序数」「ドイツ語」
ドイツ語の序数
順序、順番を表す数です。
英語のfirst, second, third…に相当します。
作りかた
19までは、ふつうの数字に「-t」をつけるだけです。
カンタン!
英語もfirst, third, fourthのように語尾に「t, th, d」がつきます。
ただし、いくつか例外もあります。
序数
1 erst
2 zweit
3 dritt
4 viert
5 fünft
6 sechst
7 siebt
8 acht
9 neunt
10 zehnt
例外は
1 eins→erst
3 drei→dritt
7 sieben→siebt
だけです。
8 achtはもともと語尾がtなので、tをつけるとachttになって発音上もtと変わらないのでつけないだけです。
英語のeighthもまったくおなじ理由です。
eightthと書いても、eighthとおなじなのでtを2つ書かないだけです。
7 siebtは、17がsiebenzehnではなく、siebzehnになることから予想できますね。
おなじeiなのに、zweiはそのままで、dreiはiに変わってしかもttになる。
恣意的 (かって気まま)
これも人のことはとやかく言えないわけで、日本語でもおなじようなことがあります。
3本は「さんぼん」と「゛」になるのに、3分は「さんぷん」と「゜」になるでしょう。
そのちがいを説明できますか?
外国人は聞きます。
なんで「さんぶん」じゃないの?
また3本は「さんぼん」なのに、4本はなんで「よんぼん」じゃないの?
あなたはこう答えるでしょう。
そんなこと気にしたことなかった。
ていうか気がつかなかった。
むかしからそういってるんだから、そう覚えるしかないよね。
「1本」「2本」「3本」 VS 「1分」「2分」「3分」 ~ やまとことば
19までは-tをつけるだけだけど、20からはまたちょっと変わります。
性・格・数変化
これも語尾が変化します。
ドイツ語の習得のネックですね。
ただ無秩序ではなく、
einやderの変化に準じます。
例1:
Das ist mein erstes Pferd.
Pferd (馬) がdasなので、語尾に-esがついて、erstesになっています。
例2:
Der Trainer will das erste Pferd.
上とまったくおなじPferdなんだけど、dasに-sがついているので、erstには-sがつきません。
これはなんども言ってますが、ドイツ人は性・格・数を考えながら話していません。
mein erstes Pferd
das erste Pferd
と1年365日、何万回、何百万回と繰り返して聞く言葉と、書物の文字で定着していくのです。
mein erst Pferd, das erst Pferdと言っても通じるので気にしないようにしましょう。
このとき重要なのはPferd🐎という言葉だけです。
ドイツ語の試験を受ける人以外は。
会話でこんなこと考えてたら一言もしゃべれません。
会話では通じればいいんです。
勉強中の外国人が日本語で「学校を行く」と言っても、あなたは「学校へ (に) 行く」と言いたいんだな、ということはわかりますね。
相手が正しい言葉を学びたいという状況でなければ、いちいち「それは、『を』じゃなくて、『へ』か『に』だよ」と言いませんね。
そんなところをつついていたら会話にならないから。
参考:duolingo number 3
ドイツ語の一覧 ~ おじさんバージョン
おじさんオススメの記事
飛行機はなぜ飛ぶか? ~「迎え角」と「コアンダ効果」
注目の記事
「右・左・右」はまちがい! 人は左から来た車に はねられる! 当たり前です!
話題の記事
シャンプーが水っぽくなるのはなぜ? (図解)
人気の記事
相手がえらんだカード (トランプ) を当てる! (カードマジック15枚)