漢字の順番が2とおりある熟語 ~ 会社と社会。便利と利便

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「熟語」「漢字」「入れかえ」

漢字の順番が2とおりある熟語

入れかえると意味が変わるもの

会社。社会

会社 (カイシャ) 
勤めに行って、お給料をもらうところです。

社会 (シャカイ) 
人々が組織的に集まるところです。

習慣。慣習

習慣 (シュウカン) 
個人的なものでも、地域的なものでも、よくやること。やる決まりになっていること。

慣習 (カンシュウ) 
「ならわし」ともいいます。
個人のものはふくまず、地域の「習慣」を表します。

見物。物見

見物 (ケンブツ) 
興味本位で物を見ること。あまり関心がない。

見物 (みもの) 
見るだけの価値があるもの。これは見物だ! 

物見 (ものみ) 
見張りをすること。とくに敵の様子をうかがう。物見峠など。

動作。作動

基本的にはおなじなんだけどすこしニュアンスが変わります。

動作 (ドウサ) 
人間の動き。

作動 (サドウ) 
機械がプログラムや人の操縦によって動くことをいいます。
例:) 警報が作動する。

実現。現実

実現 (ジツゲン) 
「実現する」のように動詞で使われます。

希望や予想が現実になること。

現実 (ゲンジツ) 
この世の今の状態。

夢と現実、理想と現実のように、「望むが叶わないもの」として対比されます。

写実。実在

写実 (シャジツ) 
実際の様子をできるだけ正確に写し取ること。
絵画で「写実派」のように、写真のように正確に書き取ること。

実写 (ジッシャ) 
アニメーションやCGなどでなく実際の映像を撮ること。また撮ったもの。

意味は変わらないもの

隙間。間隙

隙間 (すきま) 。
いわゆる「すきま」です。
「隙き間」「空き間」とも書きます。

間隙 (カンゲキ) 。
「すきま」と意味は変わりません。

「間隙を縫って」というような使いかたをします。

もっともらしく言うとき、日本では「漢語 (音読み) 」をつかう傾向があります。
日本人はむかしから「外来語」「舶来のことばや物」をありがたがる習性があります。
漢語が完全に日本語になってしまった今、なんでもカタカナ言葉をつかいたがりますね。
意味や使いかたがちがっていて滑稽なものもあります。

これは英語圏の人もおなじで、日常的につかっていたゲルマン系の言葉に対して、ちょっと博識ぶったり、学術用語をつかったりするときは、ラテン語やギリシャ語をつかう傾向があります。

例) 

買う。buy / purchase
速さ。speed / velocity

ロマンス語 (英語とラテン語の関係)その1~ノルマン・コンクエスト

便利。利便

便利 (ベンリ) 
言わずもがな。コンビニエンス・ストアのコンビニ。

利便 (リベン) 
意味はほぼおなじですが、「便利」が状態を表す形容詞として使われるのに対して、「利便」は「便利なこと」という名詞として使われるのがふつうです。
「便利な」とはいうけど、「利便な」とはいいません。

 (辞書には載ってるけど、まずつかいません) 

また、派生語として「利便性」があります。

「便利性」とはいいません。
「ー性」は「名詞+性」で「名詞の (ような) 性質」を表すからです。

「感受性」というけど、「感じる性」とはいいませんね。
「静粛性」というけど、「静かな性」とはいいません。
もしいうなら、「静かさ」「静けさ」です。

保留。留保

保留 (ホリュウ) 
判断や決定をすぐしないで「おいとく」こと。

留保 (リュウホ) 
これも「保留」をもっともらしくいってるだけで、意味はおなじです。
法律や学術用語でつかわれます。

物事。事物

物事 (ものごと) 
どちらかというと、「事」「事柄」をさします。

事物 (ジブツ) 
どちらかというと、「物」「物体」をさします。

さっちゃん
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