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「魔法社」「岩牟良神社」「マホー様」「保食神」
所在地:岡山県加賀郡吉備中央町竹荘1074
魔法社
魔法社は岩牟良神社の境内社です。
でも、こちらがメインです=^^=
遠景
右は岩牟良神社
鳥居
扁額
本殿
左は蔵
保食神社 (うけもちじんじゃ) マホー様!
祭神は、保食神 (うけもちのかみ) 、猿田彦神 (さるたひこのかみ)
通称「マホー様」
保食神 (うけもちのかみ)
日本書紀に出てくる女神。
古事記ではオオゲツヒメと呼ばれます。
口や尻から食べものを出して振る舞ったということで殺されてしまいます💦
そして、その死体からも食べものが生まれます。
オオゲツヒメと保食神 (ウケモチノカミ) ~ 古事記。日本書紀
もみじ🍁かな?
ロウソク立てがゆいいつ「魔法っぽい」雰囲気をかもしだしています。
縁の下は大人気エリア!
八幡宮
魔法社側の入口には「八幡宮」の鳥居があります。
こちらの鳥居から見える景色
岩牟良神社 (いわむらじんじゃ)
入口
多氣 (たけ) 郷 総社宮
このあたりは「竹荘」と呼ばれます。
総社なので、この地域の中心となる神社です。
総社についてはこちら。美作総社宮 (みまさかそうじゃぐう) ~岡山県津山市
鳥居
こちらの扁額には「惣社」と書かれています。
岩牟良 (いわむら)
このあたりはもともと「岩村」または「石村」と書いて「いわむら」と呼んでいたようです。
由緒書の石板には「石村」の文字が見えます。
由緒
「主基田 (すきでん) 」の和歌が2首詠まれているとの記述があります。
主基田 (すきでん) とは?
大嘗祭 (だいじょうさい)
天皇が「即位の礼」のあと最初に行う新嘗祭 (にいなめさい) のこと。
主基田から取れた米を神さまに捧げ、天皇も食します。
2019年5月。平成から令和に変わりましたね。(ウィキペディアより抜粋、加筆)
永承元年 (1046年) 。後冷泉院
「君が代は まさごのなれる 石村を
山のたか根に あふぐべきかな」
文保2年 (1318年) 。後醍醐天皇
「道ありと 木のもと草の 垣穂まで
我君が代を いわ村の森」
熊野権現 (くまのごんげん)
熊野権現を勧請 (かんじょう) したので、「多気郷総社権現宮」と名前をつけたけど、明治になって「『権現宮』は神社ではない! 」といわれ、「岩牟良神社」と名前を変えました。
熊野は紀伊の国 (今の和歌山県) が総本山で、そこから分霊する (いわば分身を持ってくる) ことを「勧請」といいます。
随神門
ふつうは神さま (人間の形をしたもの) がいらっしゃるのですが、ここは珍しくそれ+コマさんが中におります=^^=
なんかオリに入れられた犬みたいです💦
石段の途中にある六角形の敷石
拝殿
檜皮葺 (ひわだぶき) に三つ巴が掘られています!
唐破風の垂木もオシャレです!
本殿
長床 (ながどこ)
左から、大八幡神社、天神社、八幡神社、矢倉神社、東豊野神社、岩牟良神社です。
加茂の大祭のように、ここでも地域の神社の御輿が集まって祭りをするようです。
由緒書には「平成22年の六社大祭まで盛大に行われていた」とあるので今はやってないのでしょうか?
境内社の鬼
地神 (じがみ、じしん)
その土地の神さま。
祖霊、農神、地主神。
「ちじん」と読むとまた意味がちがいます。
「天神」に対して「地の神」。
「地祇 (ちぎ) 」。国津神 (くにつかみ)
主基田 (すきでん)
由緒
平成2年の「今上天皇」とありますが平成の天皇なので「明仁 (あきひと) 上皇」のことです。
今上天皇とは現役の天皇のことなので令和の徳仁 (なるひと) 天皇のことです。
この石碑が建てられたのが令和になる前なのでしょう。
昭和から平成に変わったとき、大嘗祭でこの主基田の米が献上されたとのことです。
写真ではわかりにくいけど、主基田は丸い形をしています。
魔法神社 (岡山県総社市槁 (けやき))
ここから車で30分くらいなので、ついでに行ってみよう!
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