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「部首」「漢字」「漢和辞典」
部首
そもそも部首って何?
知らない漢字は読みかたがわからないので調べられない。
漢字には「部首 (ぶしゅ) 」というものがあります。
読みかたがわかれば索引で調べられますが、だいたい「知らない」から辞書を見るわけで読みかたがわからなければ調べられません。
何万字もある漢字をかりに「あいうえお順」で並べてあったとしても読めなければ最初から最後まで探さなければなりません。
そこで学者は形ごとにグループ分けして辞書をつくることにしました。
なので、部首は元からあったものではなく辞書のためにつくられた人工的なものです。
漢字の成り立ちからはまったく関係ないものもたくさんあります。
学者の視点は一般人とズレてる!
学者さんはある方面では豊富な知識や経験を持っていますが一般人の社会常識や「ふつうの」感覚にとぼしい面も多々あります。
また辞書編纂は1人ではできないので、学者同士の意見が対立して頑として自説を曲げず一貫性のないものになったのかもしれません。
たとえば「五」はふつうの人ならまあ「一」のグループだろうな、と思って辞書を見るのですが、「二」です。
しかし、「三」は「一」です。
どちらかにまとめてほしいです。
このように「なんでそこ!?」というものを取り上げてみました。
読みのわからない漢字は総画数または部首から調べなければならないんだけど、部首の分けかたが「超マニアック」&「トリッキー」なので「ふつうの人」たちにはその漢字にたどり着くことができません
見出しが部首。
それぞれの漢字の ( ) 内はおもな音読みと訓読み (送り仮名もふくむ) を入れてます。
機種依存文字が多数あり、表示されないこともありますがご容赦ください=^^=
1画
一 (いち)
並 (ヘイ、ならぶ)
人が2人並んでいる形。もとは「竝」
丶 (てん)
丶 (チュ、チュウ。訓なし)
音読みがあるんですね。
丸 (ガン、まる)
丼 (タン、トン、どんぶり)
乙 (おつ、おつにょう)
乙 (イツ、オツ、きのと)
握りがまんなかにあり、両端が曲がって尖っている小刀にかたどる。
九 (キュウ、ク、ここのつ)
「丸」もここに入れてほしい。
乱 (ラン、みだれる) 。乳 (ニュウ、ちち)
「乚」は「乙」じゃないよね(^_^;)
「礼 (レイ) 」は「示 (しめすへん) 」。「礼」の旧字体は「禮」です。
亅 (はねぼう)
事 (ジ、こと)
了 (リョウ、おわる) 。
予 (ヨ、あらかじめ) 。旧字体は「豫」。「豕 (ぶた、いのこへん)🐷 」でした。
2画
二 (に)
五 (ゴ、いつつ)
ちなみに「三 (サン) 」は「一」に入れられてます。
井 (セイ、い) 。亜 (ア、つぐ) 。互 (ゴ、たがい) 。亙、亘 (コウ、わたる)
亠 (なべぶた、けいさん、けさん)
もともとこの漢字はなく、部首のために作られました。
人 (ひと、にんべん、ひとやね)
介 (カイ)
「すけ」は訓読みではありません!
今 (コン、いま) 。令 (レイ。訓なし) 。「人」なのか…
会 (カイ、あう) 。旧字体は會。部首は「曰 (ひらび) 」。
以 (イ、もって) 。右側が「人」らしい。
儿 (ひとあし、にんにょう)
兆 (チョウ、きざし)
入 (いる)
内 (ナイ、うち) →「人、冂」に入れる辞書もあり。
全 (ゼン、まったく) 。「すべて」とも「あらゆる」とも読まない。旧字体は上が「入」だったので。→「人」に入れる辞書もあり。
「すべて」はみんなが使うのでなし崩し的に使われるようになっている。
八 (はちがしら)
六 (ロク、むつ) 。
共、兵、其、具、典
兼 (ケン、かねる) 。旧字体は上が「八」でした。
冂 (けいがまえ、どうがまえ、まきがまえ)
冂 (ケイ、キョウ)
村里から離れた遠い場所。
再 (サイ、ふたたび)
冒 (ボウ、おかす) 。むむむ。曰でもなく、目でもないのか!?
俗字、異体字と呼ばれているものに「冐」があるが、部首からしたら「冐」のほうが正しい字なのではないか?
逆に、「冂」でないもの。
用 (用部) 。同 (口部) 。岡 (山部)
「どうがまえ」という名前は「同 (どう) 」からつけられたとしか考えられないが、「同」は「口部 (くちぶ) 」にエントリーされている(^_^;)
几 (きにょう、つくえ)
几 (キ。訓なし)
机や肘掛けの形。
でも、「机」は「木へん」です。
凧 (たこ) 。国字なので音読みがありません。
凩 (こがらし) 、凪 (なぎ) も国字です。
風は「風部」
凵 (かんにょう、うけばこ)
凵 (カン。訓なし)
物を入れる器。または口を開けた形。
匕 (ひ)
匕 (ヒ。さじ) = 匙。のちに「匕首 (あいくち) 」の意味に変わる。
北 (ホク。きた) 。もともとは「人」が背中を向けている形。なので「背」の字も上に「北」が乗っかってますね。
十 (じゅう)
卍 (バン、マン。まんじ) 。仏教の書物で用いる「万」の字。
南 (ダン、ナン。みなみ) 。「十 (テント) 」と「丹」から温かいテントの中という意味。
卩、⺋ (ふしづくり、わりふ)
卩 (セツ。訓なし) 。人が膝をついてかがんでいる姿。のちに「割符 (わりふ) 」の意味に用いられる。
危 (キ。あぶない)
卵 (ラン。たまご)
「ふしづくり」というネーミングにもかかわらず「節 (ふし) 」は「竹部」です。
又 (また)
及 (キュウ。また)
反 (ハン。そる) 。「厂」ではないのか。
3画
口 (くち)
同 (ドウ。おなじ) 。
囗 (くにがまえ)
囗 (イ、コク。かこむ)
四 (シ。よつ) 。口と舌で呼吸をする形→のちに4。
土 (つち)
坐 (ザ。すわる)
報 (ホウ。むくいる、しらせる)
でも、「幸」は「干部」です。
夂 (ふゆがしら) ・夊 (すいにょう、なつあし)
ふゆがしら。もとは「ちにょう」といい「すいにょう」とは別の字です。
ただ、どちらも「足」の形から作られた文字です。
でも「冬」は「冫部」です。
夕 (ゆうべ)
夜 (ヤ。よる) 。「亠」ではないぞ。
「夕」は思い浮かばないですね。
大 (だい)
央 (オウ。訓なし)
失 (シツ。うしなう)
矢は「矢部」です。
女 (おんな)
威 (イ。おどす)
同じ形を持つ「成」などは「戈 (ほこがまえ) 」にはいります。
子 (こ)
字 (ジ。あざ) 。「宀」じゃないのね。
「宇」は「宀」です。
孵 (フ。かえる) 。これも難易度が高い。
小 (しょう)
当 (トウ。あたる) 。「彑、彐 (けいがしら) 」に入れてる辞書もあるけど? です。
尢 (だいのまげあし)
尢 (オウ。訓なし)
脛 (すね) の曲がった人の形。
これ以外の字は、肩に「丶」がつく。
尤 (ユウ。とがめる、もっとも)
「最も」の意味もあるが、「あなたの言う通り」と「~とはいえ」という否定の3通りの意味がある。
尨 (ボウ。むくいぬ) 🐶
むくいぬ。大きい。
就 (シュウ。つく)
尸 (しかばね、かたしろ)
尸 (シ。しかばね) =屍
尹 (イン。訓なし) 。単独で使うことはまずないけど、「尸」は無理があるのでは💦
中国、韓国人の姓として使われる。
日本では「ユンソナ」本名、尹孫河 (ユン・ソンハ) が有名ですね。
もう若い人は知らないか(^_^;)
屮 (てつ、くさのめ、めばえ)
屮 (テツ、ソウ) 。草の生えはじめの形。
屯 (トン。たむろ)
工 (たくみ)
巨 (キョ、コ。おおきい)
ちなみに「臣」は「臣 (しん) 部」です。
干 (かん、いちじゅう)
幸 (コウ。さいわい)
年 (ネン。とし)
弓 (ゆみ)
弟 (テイ。おとうと) 。これもわかるまい(^^)
彐、彑 (けいがしら)
彐 (ケイ。訓なし)
「豕 (いのこ。ぶた🐷) 」または「ハリネズミ」の頭のとがった形。
彙 (イ。あつめる) 。もとは「ハリネズミ」
→あつめる。「語彙」という熟語でしか見ることはありません。
ちなみに「ハリネズミ」は「蝟」と書きます。
4画
手、扌 (て、てへん)
才 (サイ。訓なし) 。「手部」0画です
承 (ショウ。うけたまわる) 。これもわかる人いないだろうな。
方 (ほう、かたへん)
「かたへん」というと「片」もおなじなので「ほうへん」といったほうがよさそうです。
旗、旅、族のように、ほとんど右側に「ノ一」がついてます。
これはもともと、「方ノ一」がセットで「旗が風でなびく様子」を表しているからです。
曰 (ひらび)
曲 (キョク。まがる)
「日 (ひ) 」と「曰 (ひらび) 」のちがい
日 (ひ) は「お日さま」を表すのに対し、
曰 (ひらび) は「口を開いて物を言う」形で「いわく」と読みます。
部首の名前としては「平べったい日」だから「ひらび」にしたんですね。
ほとんどが「日 (ひ) 」で、「曰 (ひらび) 」は少ないです。
月 (つき) 🌛
月に関係している意外な文字があります。
望 (ボウ。のぞむ)
音を表す「亡 + 王」に「月」がついて「満月」🌕の意味です。
満月のことを「望月 (もちづき) 」といいますね。
朔 (サク。ついたち! )
これもだてに「月」がついてるわけではありません。
こちらは「新月」🌑をさします。
そもそも「ついたち」は「月立ち (つきたち) 」が変化した言葉です。
新月 (1日) と満月 (15日) をあわせて「朔望月 (さくぼうげつ) 」といいます。
木 (き) 🌴
珍しくもなく、文字通りの漢字だけど意外と知らないことがあります。
本 (ホン。もと)
「木」の下に「一」を書いて、「木の下の方」つまり「もと」という意味です。
末 (マツ。すえ)
「木」の上に「一」を書いて、「木の上の方、木の先っぽの方」で「すえ」という意味です。
「梢」と書いて「こずえ」と読みますが、「木 (こ) 」の「末 (すえ) 」で「木の先っぽ」という意味です。
未 (ミ。いまだ)
「末」と形が似てるけど、こちらは「木が茂った形」です。
上下の棒の長さを変えたのは、2つの文字を区別するためです。
「杲」と「杳」
「木」の上に「日」があって「明るい」
「木」の下に「日」があって「暗い」
じゃあ「木」の真ん中に「日」があって「東」!
と思いきや、「東」は「納豆みたいに袋にものを入れて両側を縛った形」だそうです。
「ひがし」の意味はまったくなく、東を表す「トウ」という「音」だけ「借りてきた」ものです。
梟 (キョウ。ふくろう)
「木」の上に「鳥」が留まっているというより、「木」の上に「鳥」を突き刺してる形らしいです😨
なので鳥の「フクロウ」と別に、「さらす」という意味があります。
→梟首 (キョウシュ) 。さらし首
棘 (キョク。いばら、とげ)
毋 (なかれ)
毋 (ブ、ム。なかれ)
「禁止」「否定」の助字。
毌 (カン。つらぬく)
「毋」とは別字!
母 (ボ。はは)
「毋部」1画です。
气 (きがまえ)
气 (キ。訓なし) 。
部首の名前なんだけど「気構え」です。
水 (みず、さんずい)
求 (キュウ。もとめる)
● 武器、叩く、投げるシリーズ
① 戈 (ほこがまえ)
戈 (カ。ほこ)
武器のほこの形。
成 (セイ。なる)
我 (ガ。われ)
戚 (セキ。いたむ)
「威」だけなぜか「女部」です。
② 攴、攵 (ぼくにょう、のぶん)
攴 (ホク、ボク。うつ) 。
又 (手) で卜 (小木) を持って打つ意味。
攵は「ノ + 文」の形から。
「ノ + 又」で「のまた」じゃないか!? という人もいるけどそれは学者さんにおっしゃってください💦
敲 (コウ。たたく) 。「推敲」くらいでしかお目にかからない文字です。
③ 殳 (るまた、ほこづくり)
殳 (シュ。ほこ)
几 (鈍器) を又 (手) に持って叩く形。
「几」がカタカナの「ル」に似ているので「ル」に「又」で「ルマタ」といいます。
「ほこがまえ」と名前が似ていて紛らわしいので「るまた」というのが一般的です。
殴、殺など。
5画
玄 (げん)
率 (リツ、ソツ。ひきいる)
「牽 (ケン。ひく) 」のほうは「牛部」🐮です。
王、玉 (おうへん、たまへん)
「玉 (たま) 」がメインなんで5画にはいってます。
でも、「王 (おう) 」は「玉部」の0画です。
マイナス1画ではないんですね。
ああ、ややこしや~。
甘 (かん、あまい)
甚 (ジン、はなはだ) 。誰にもわかるまい!
用 (もちいる)
甫 (ホ。訓なし)
田 (た)
田、甲、申、由
みんな「田部」0画です✌
画 (ガ、カク。えがく)
旧字体は「畫」。こちらのほうがちゃんと「田」がはいってますね。
禸 (じゅう、ぐうのあし)
マニアック!
禸 (ジュウ。訓なし)
虫、獣の曲がりくねった体の下部。
禺 (グウ。おながざる) 🐵
「ぐうのあし」のネーミングはここから来ていると思われます。
「冂」の中が「ム」でなく微妙に形がちがうけどおなじ部首に入れられています。
禽 (キン。とり) 。家禽、猛禽など。
6画
网、罒 (あみがしら)
网 (ボウ、モウ。訓なし) =罔、網 (あみ)
部首としては、置、罪、罠のように「罒」の形しか見当たりません。
聿 (ふでづくり)
粛、肅 (シュク。つつしむ)
政治家がバカの一つ覚えで使ってた「粛々と」の「粛」ですね。
「静粛」の「粛」なのに、「粛々と走り回る」のように訳のわからない使い方をしていて笑えました。
「聿」ではなく「聿」の横棒が1本少ないです。
残念ながら機種依存文字なので表示できません。
辻褄が合わないけど「聿部」の5画です
臼 (うす)
この字自体は珍しくないんだけど、
興 (キョウ、コウ。おこす)
「臼」が左右に分離してます。厳密にいうと、下は突き出てるし。
舌 (した)
舎、舍 (シャ。いえ、やど)
無理があるけど、旧字体が「舌」っぽいか。
人 (ひとやね) でいいじゃないか! と思います😄
いや、そもそも意味からしたら「屋根」のほうじゃないですか!
舗、舖 (ホ、フ。しく、みせ)
これも旧字体は「舌」っぽいです。
艮 (ねづくり、こんづくり)
「ねづくり」といいながら、「根」は「木へん」です。
艮 (コン。訓なし)
人 (ひと) と後ろに向けた罒 (め) で、「顔をそむける」「恨む」の意味。
元字は「目」の下に「匕 (人の形) 」を書いたものです。
良 (リョウ。よい)
穀物を篩 (ふるい) にかけて精選する様子を表していて、「艮」に「丶」をつけたわけではありません。
にもかかわらず、「艮部」に入れられています😅
「艮」で方角の丑寅、つまり鬼門の北東を指しますが、「良」から「丶」を取って「艮」にしたわけではないのでそこんとこよろしく。
解字を見ればまったく関係がないことがわかります。
艸、艹 (そうこう、くさかんむり)
艸 (ソウ、くさ)
「草」の古字。
「艹」は3画で数えます。旧字体の「十十」は4画で数えます
血 (ち)
血 (ケツ。ち)
「皿」の中に「血」の塊「丶」がある形。
でも「皿部」ではなく「血部」です。
衆 (シュウ。おおい)
もとは「口」の下に「人」が3人いる形だったんだけど、「口」が「四・血」と書き誤られるようになってしまいました。
衤、衣 (ころもへん)
表 (ヒョウ。おもて)
上の「亠」がくっついてます。
上下泣き別れタイプ
衰、衷、裏、褒、褻、
「裏」は「裡」と横に並べて書く字体もあります。
襾、覀 (おおいかんむり)
襾 (カ、ア。訓なし) 上から物を覆っている形。
西 (セイ、サイ。にし)
酒をしぼるかごの形。
「襾 (おおい) 」とは全く関係ないが行くところがないのでここに入れられた可哀相なやつ。
要、覆とも、もとは「襾」だった。
覇 (ハ。はたがしら) 。もとは「襾」です。
7画
豕 (ぶた、いのこへん)🐷
象 (ショウ、ゾウ。訓なし)🐘 →かたどる。
釆 (のごめ)
「ノ」と「米」で。
釆 (ハン、ベン。訓なし)
手のひらと種で「種をまく」形。
「播」の原字。
采 (サイ。とる) =採
ちなみに「釆部」1画です。
なんだおなじ字じゃないかと思うかもしれないけど、こちらは「ノ + ツ + 木」です。
里 (さと)
重 (ジュウ。おもい) 。ここか!
8画
金 (かね)
釜 (ホ、フ。かま)
どこまで「父」でどこからが「金」か?
ちなみに「金部」2画です。
部首のみ。またはほとんど属する漢字がないもの
8画
隶 (れいづくり)
隶 (タイ。およぶ) =逮
手と尾をあわせて後ろから尾をつかむ意。→追いつく。
隷 (レイ。しもべ)
「れいづくり」の名のとおり、一般的にはこの文字しかありません。
意味上この部首を使っている「逮捕」の「逮」は「辶」です。
非 (ひ、あらず)
靡 (ビ、ミ。なびく)
9画
面 (めん)
「麺」は「麦部」
韋 (なめしがわ)
韋 (イ。なめしがわ)
口 (かこみ) と上下の足で「衛 (まもる) 」の意。
→転じて、なめしがわ。
意味上のつながりはまったくありません。
熟語としては「韋駄天 (いだてん) 」くらいでしかお目にかかることがありません。
韓 (カン。訓なし)
井桁。から (こま、朝鮮)
九州は宮崎県の霧島連山に「韓国岳 (からくにだけ) 」という山がありますが、韓国とはまったく関係ありません。
韜 (トウ。つつむ) 。韜晦 (とうかい) 。才能や徳行を隠して外に出さないこと。
韭 (にら)
韭 (キュウ。にら) =韮
この字しかありません。
飛 (とぶ)
飜 (ハン、ホン。ひるがえる)
「翻訳」などでは「翻」を使う。
首 (くび)
馘 (カク。訓なし)
もともとは「左耳を切る」という意味😨
10画
高 (たかい)
部首だけあるけど仲間がおりません。
「亠 (なべぶた) 」に入れとけ!
「嵩 (かさ) 」は「山部」
鬥 (とうがまえ、たたかいがまえ)
鬥 (トウ。たたかう)
肝心の「闘」は「門」に書きかえられたため「門部」に行ってしまいました。
鬯 (ちょう)
鬯 (チョウ。訓なし)
においざけ。
鬱 (ウツ。訓なし)
この字のためだけの部首?
「木へん」あたりに入れとけばいいのに。
鬲 (かなえ)
鬲 (レキ、カク。かなえ)
3本足のかなえの形。鼎の一種。
11画
鹵 (しお)
鹵 (ロ。しおち)
塩をいれたかごの形。塩。塩土。
鹹 (カン。しおからい)
カップラーメンにはいってる「かんすい」は「鹹水」と書きます。
アルカリ塩水溶液で、塩 (塩化ナトリウム) ではなく、おもに炭酸ナトリウムや炭酸カリウムが使われます。
かつて苛性ソーダ (水酸化ナトリウム) が使われていたことがありましたが、現在は使われていないそうです。
実際のところはわかりませんが。
苛性ソーダはタンパク質を溶かす強アルカリで、目にはいると失明します。
化学調味料の製造では強酸の塩酸HCl (胃液とほぼ同じ成分) で材料を溶かし、苛性ソーダNaOHで中和するということが行われます。
理論上はNaCl (塩) とH2Oに分解されるので問題ないとされるけど、やはり気持ちのいいものではありません。
鹸、鹼 (ケン。訓なし)
塩気。「石鹸」の「鹸」です。
黄 (き)
矢の先に火をつけた火矢の形。
ひとりぼっちです。
ほかの部首に混ぜてあげればいいのに。
12画
黍 (きび)
黍 (ショ。きび)
黎 (レイ。くろい)
「黎明」というと明るいイメージだけど、これから夜が明けるのでまだ暗いんですね。
黹 (ふつへん)
黹 (チ。ぬいとり)
衣服のぬいとりの模様。
13画
黽 (べんあし、おおがえる) 🐸
黽 (ベン。つとめる)
カエルの形。カエル、亀に関係するというけど、蠅 (はえ) は「虫部」、亀は「亀部」です。
鼎 (かなえ)
鼎 (テイ。かなえ)
3本足の金属製のかなえ。
「鬲」とどうちがうのかわかりません。
鼓 (つづみ)
鼓 (コ。つづみ)
太鼓または太鼓を叩くという意味。
「支」は「攴 (ぼくにょう) 」とおなじで、手にバチを持った形です。
右の旁 (つくり) が「攴」の字もあり「つづみうつ。つまり、太鼓を叩く」という動詞でつかわれていたようですが、そもそも字の成り立ちからは「鼓」とおなじで書き分ける意味はありません。
皷
右が「皮」になっている字体もありますが俗字です。
太鼓に「皮」が張ってあるところから連想したのでしょう。
または承知の上でデザインとしてこれをつかったのかもしれません。
鼠 (ねずみ)🐭
鼬 (ユウ。いたち)
14画
鼻 (はな) 🐽
鼾 (カン。いびき)
齊、斉 (せい)
斎、齋 (サイ。ものいみ) いつき。いつく。心身を清めること。
齎 (セイ、サイ。もたらす)
16画
龍、竜 (りゅう)🐲
「襲」は「衣部」
龜、亀 (かめ)🐢
「龝」が「秋」のもともとの字なんだけど、書くのに時間がかかりすぎます。
17画
龠 (やく)
龠 (ヤク。ふえ)
参考資料
旺文社 標準 漢和辞典
大修館書店 新漢語林 第二版
漢字辞典オンライン
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