I can touch と I can’t touch の音のちがい

「can」「can’t」「ちがい」

I can touch と I can’t touch おなじに聞こえる

canの後ろに、tではじまる言葉が来るとくっついてcan’tに聞こえてしまいます。
英語のネイティブはどうやって区別してるんでしょうか?

VOAのコーナーに問い合わせたら答えてくれました。

おおむかしMCハマーのYou can’t touch thisという曲が流行ったときに気になりました。
ちなみにおじさんはこの人と同じ年です。
どうでもいいけど😄

区別するポイント

  1. 母音 (a) の音が変わる
  2. 音の強さと長さが変わる
  3. t→声門閉鎖音になる

母音の音

canのaは本来[æ]です。
でも、肯定 (そのまま) のときは[ə]になります。
いわゆる曖昧母音で弱い音になります。
schwa (英語ではシュワー、ドイツ語ではシュヴァー) といいます。

いっぽうcan’tは[æ]のままです。

しいてカタカナで書けば
can カン、クン
can’t キャーント゜

強調

canは母音が弱いように、全体としても弱く、短く発音します。
can’tは母音も強く、全体としても強く、長めに発音します。

I can touch.  touchのほうを強く。
I can’t touch.  can’tのほうを強く長く。

glottal stop 声門閉鎖音

glottisは声門です。
声帯はvocal cordsといいます。
声帯のすき間のことを声門といいます。

[ʔ]

国際音声記号では?の下の点がない記号で声門閉鎖音を表します。

さっちゃん
声門閉鎖音ってどんなの?

たとえば「あっ!」と驚いたときの「っ」のところです。
母音は声帯のすき間を空気が通って声帯が振動することで音が出ます。
その声帯 (声門) を瞬間的に閉じて空気の流れを遮断するのです。

声門破裂音 glottal plosive

また、声門を閉じた状態から一気に息を吐き出すときに出る音は、声門破裂音と呼ばれます。

でも自分の (いや他人のも) 声帯は見えませんよね。

咳がいい例です。
喉を傷めないていどに咳払いしてみましょう。
それが閉じた声門から一気に息が出る感覚です。

t→声門閉鎖音

can’t, don’t, won’t など語末がtで終わる言葉。
本来ならtは舌先を歯茎の後ろに当てて出す音 (無声歯茎破裂音。日本語のタ行とおなじ) ですが、舌を動かすのがめんどうなので声門を閉じてtの代わりにしてしまうんですね。

can’tを「キャン」と発音するような感じです。
「ッ」は音を出しません。
しいていえば、喉の奥 (声門) を閉じる音です。
また、音は出ないけどつぎの音が出るまで「無音」の時間が一瞬あります。

can touch カンタッチ
can’t touch キャンタッチ

VOAの転載について

パブリックドメイン

ブログに載せてもいいか問い合わせたところこのような返事が来ました。

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文章も写真も動画もパブリックドメインです。
VOAラーニングイングリッシュのクレジットをつければいくらでも使っていいですよ。
ただし、AP通信、ロイターなどの外部 (つまりVOA独自でないもの) の写真や動画は著作権があるので使えません。

出典:VOAラーニング

Can and Can’t ~ VOAラーニングのページ

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