目次をご覧になりたい方はクリックしてください→
「オイル交換」「バイク」「ドレンボルト」
用意するもの
- もちろんエンジンオイル(^^)
- オイルの受け皿。わざわざ買う必要はありません。おじさんは段ボール箱にビニール袋を2重に敷いて、中にウエスをたくさん入れます。念のため、その下にも段ボールを広げておきます。
- 工具。ボックスレンチ10mm (アンダーガード用) 。12mm (ドレンボルト用) 。14mm (オイルフィラーキャップ用) 。六角レンチ6mm (オイルフィルターのドレンボルト用)
オイル。注ぎ口。受け皿。ビニール袋 (大きいの何枚か) 。ゴミ袋。ウエスたくさん。段ボール (下に敷くもの) 。工具 (ソケットレンチ10、12、14mm。六角レンチ6mm。またはT型レンチ。メガネレンチ) 。電動ドライバー (あれば) 。ゴム手袋。綿手袋。マニュアル。
エンジンオイル。
推奨はエフェロだけど、今はもうありません。
それに相当するのがYAMALUBE (ヤマルーブ) です。
プレミアム、スポーツ、ベーシックどれでもいいです。
SAE10W-30、10W-40、20W-40
あると便利な工具
ソケット (ボックス) レンチ。T型レンチ。
電動ドライバー
自分でやってみよう!
まず、下に段ボールを広げ、ドレンボルトの下にビニール袋を入れた段ボール箱をおきます。
アンダーガードを外します。
4か所のボルトをゆるめます。10mm。
スペーサーが4コついてるのでなくさないように。
ドレンボルトを外します。12mm
なめてしまいました。
ボックス (ソケット) レンチ、メガネなどを使いましょう。スパナは2点しか当たらないのでなめてしまいます。
レンチには6角と12角がありますが、ふつうの締めつけなら12角でやっても問題ありません。
MTX200R、TTレイドと30年、オイル交換してきて一度もボルトをなめたことなどないので。
20年乗ったレイド。一度もドレンボルト、ガスケットとともに交換したことがないけどオイル漏れなどしたことがありません。
仕方がないので近所の車屋さんに行って、外してもらうことにしました。
やはり持ち出してきたのはロッキング・プライヤー。
しかし、回りませんでした。
「締めすぎじゃな! 」
結局、タガネで叩いてなんとか回りました。
セロー250の規定の締め付けトルクは20Nm (2.0kg・m) です。
これは1mの棒の先に2kgの重りを付けた力ということです。
50cmなら4kg。20cmで10kg。
トルクレンチを持ってる人はほとんどいないと思います。
タガネで叩いてゆるめたときもオイルは出てきませんでした。
車のホイールナットにしてもだいたいみんな「締めすぎ」です。
外したドレンボルト。
なめる理由があと2つ
- 12mmのボルトなのに、頭も12mm。モーメントアームが小さいのでより大きな力が必要になります。M12だとふつうは19mmです。
- 新品のドレンボルトが最初からなめてる!?
なめてしまったドレンボルトはもう使えないのはわかっていたので、純正の新品を買いました。
それを見てビックリ仰天!
はじめから、なめているではないか!?
どういう考えかわからないけど、面取りがしてあります。
写真を見てわかるとおり、角が取れてるので工具のかかるところがほとんどありません。
次回のオイル交換でなめそうになったら、社外品の角がしっかりついてるふつうのボルトに換えようと思います。
純正の型番:プラグ、ストレイトスクリユ 90340-12059 (-12006も同じ)。91円
ガスケット 90430-12213。226円。
ウェビックでの参考価格 (2018年5月)
オイルフィラーキャップとオイルフィルターのドレンボルトを外します。
オイルフィラーキャップ (14mm)
オイルフィルターのドレンボルト (六角レンチ6mm)
ドレンボルトを取りつけます。
トルクレンチがあれば規定のトルクで。
なければボルトと「相談」しながら。
ユルユルでは困るけど、だいたいみんな締めすぎなのでボルトが回らなくなったらそれ以上、回してはいけません。
やわらかい銅でできたガスケットがついてるので、力を入れればいくらでも回ります。
銅がつぶれてくれるんですね。
適当に締めといて、オイルを入れてからオイル漏れがなければそれで充分ということです。
すこし漏るようなら、すこし増し締めしましょう。
それはあとからいくらでもできます。
オイルを入れる
セロー250の規定量は1.2リットル。
でも、量る必要はありません。
1リットルとすこし入れて、バイクをまっすぐに立てます。
窓からオイルが見えるので、「だいたい」真ん中にあればOK!
何リットル入れたかより、レベルの範囲内にあるかどうかが大事です。
サイドスタンドを立てた状態では傾いてるので窓にオイルが見えません。
この状態で見えるようであれば入れ過ぎです。
かならずバイクを垂直に立てて見ましょう。
(オイルフィルター交換時は1.3リットル。オーバーホール時は1.4リットル。)
オイルフィラーキャップとオイルフィルターのドレンボルトをしめて、できあがり!
あとはエンジンをかけて、ちょっと乗ってみて、エンジンを止めてからもういちど窓を覗いてみましょう。
止めてすぐはオイルが降りてきてないので少なくて当たり前です。
すこし時間が立ってから見ましょう。
もし足りなければ追加します。
上と下の線の間、だいたい真ん中にあればいいんですよ。
入れ過ぎはかえってエンジンの抵抗や負荷が増えてよくありません。
なにごとも「ほどほどに」✌
下をのぞいてオイルが漏れてなければOKです。
アンダーガードの取りつけ
ドレンボルトの様子を見たり、増し締めすることもあるので、取りつけるのは待ちましょう。
ただ、その間、バイクに乗るのであれば林道はやめておきましょう。
アンダーガードを外すとコロコロと丸いものが転がってきます。
スペーサです。
これが厄介です。
なぜなら、ガードを取りつけるとき手が入らないからです!
あらかじめ前の両側にスペーサとボルトをセットして両手で落ちないように押さえながら取りつけます。
かろうじて引っかかるくらいにしないと、今度はうしろが入りません(^_^;)
同じ要領で、うしろもボルトを引っかけてから均等に締めていきます。
ちょうどアンダーガードの穴からドレンボルトのところに工具がはいるけど、すこし位置がずれてるのでめんどうでもアンダーガードは外しましょう。また、そのままドレンを外すとオイルがアンダーガードの上にたれて、さらにあちこちから地面にたれてもっと面倒なことになります(^^)
はずした部品たち
左から、オイルフィルターのドレンボルト。ドレンボルト。オイルフィラーキャップ
チェックボルトの場所
左側のアクセルワイヤーが出てるあたりにあります。
エンジンをかけてこのボルトをゆるめて、オイルがにじみ出てくればOK! ということですが、それまで乗ってたなら確認する必要はないと思います。
なぜかガスケットのほうが格段に高い(^^)
どういうことでしょうね?
ガスケット (ワッシャー) のほうが、本体のドレンボルトの倍以上します。
まあ、つぶれたり、亀裂がはいってなければ毎回かえる必要はありません。
繰り返すけど、レイドは20年、一度も換えませんでした。
次回オイル交換は5700km
3000kmまたは1年ごと。
オイルフィルターは9000kmごと。オイル交換3回に1回はということですね。
Serow セロー250
バイクメンテ・テクニック ~ 一覧
わしゃ30年、自分でオイル交換してきたけどこんなことは初めてじゃ! バイク屋の締めすぎじゃな😠