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「言語学」「音声学」「音韻論」「用語」
音声学と音韻論のちがいについては学者によっても異なり明確ではありません。
音声学はとくに物理的な音の出し方 (発音) についての研究であるようです。
音声学 phonetics
歯茎 gum, teethridge, alveolar (肺胞、歯茎音の)
口蓋 palate, the roof of the mouth
口蓋とは、口の中の天井のことです。
歯茎の後ろからまん中辺までは硬いので、硬口蓋。
奥のほうは軟らかいので、軟口蓋といいます。
前口蓋、後口蓋のほうがわかりやすいですね。
硬口蓋 the hard palate
軟口蓋 the soft palate
口蓋音 palatal sound
口蓋垂 uvula (pl. uvulae)
口蓋音で発音する palatalize
口蓋化 palatalization
最近は、ナレーターやアナウンサーがわざと口蓋音でしゃべるので聞き苦しいです。
ナレーターやアナウンサーの声が耳障りなのはなぜか? 母音の子音化 (口蓋化)
鼻音 nasal [~]
鼻音化する nasalize
鼻音化 nasalization
鼻母音 nasal vowel
「鼻にかかった声」という表現がありますが、じっさいその人は鼻音化する傾向があります。
本来、鼻への通路は閉じているのですが、この人たちは鼻に息が漏れています。
「鼻が詰まる (はだがつばる) 」とまったく逆になるのでおまちがいなく。
いわゆる鼻声です。
こちらは「山瀬まみ (やばせばび) 」さんの声質です。
口音、口腔音 oral consonant
声門 glottis
声門の glottal, glottic
声門閉鎖音 glottal stop [ʔ]
声門破裂音 glottal plosive
声帯 vocal cords [chords] どちらもあり!
cord と chord
もともと語源はおなじなので意味もほぼおなじ、発音はまったくおなじです。
無声化する devoice
無声 (音) の voiceless sound
有声 (音) の voiced sound, vocal
有声化する vocalize
発音記号 phonetic sign [symbol]
音韻論 phonology
言語一般
拍、モーラ mora
日本語の1文字の音の長さ。
このブログでは、感覚的にわかりやすいようにbeat (ビート) をつかいます。
特殊拍 special mora
長音 (ー) long vowel、促音 (っ) doubled consonant、撥音 (ん) syllabic nasalも1拍の長さを持ちます。
高低アクセント pitch accent
強勢アクセント stress accent
恣意性 (しいせい) arbitrariness
恣意的 (しいてき) arbitrary
勝手気まま、気まぐれ。
日本語では「海 (うみ) 」、英語は「sea (スィー) 」、スペイン語は「mar (マール) 」のように、
「海」を表すのに音は関係ありません。
そこに理屈や法則はありません。
これを恣意的といいます。
同音異義語
homonym (同綴) light 光、軽い
homophone (異綴) see と sea
共通語
共通語 common language
標準語 standard language
むかしは標準語と言っていましたが、方言札に見られるような方言に対する差別から、最近では共通語という言葉がつかわれるようになりました。
でも、一般的には標準語と共通語の言葉は厳密に区別されていません。
また、現在では方言がもてはやされるようになり、かつてのような差別感がなくなってきたのであまり気にすることはありません。
用語
音程
pitch 音高
standard pitch 標準音高
absolute pitch 絶対音高
the pitch of a voice 声の高さ
tone 音色、音質。音の高低、強勢、抑揚、声調
the four tones 中国語の四声
音程の意味で、アメリカでは step、イギリスでは tone をつかう。
interval 音程。1つの音の高さというより、音階の2つの音の隔たり。
a perfect third interval 完全3度音程
key, tonality 調
The key of the symphony is G minor.
その交響曲はト短調である。
その他
母音 vowel
子音 consonant
記号 symbol, sign, mark,
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