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「アメリカ」「赤信号」「つかまる」「信号の説明」
はじめての海外旅行
はじめての海外旅行 ～ 飛行機の免許とアクロバット ～ 上陸篇
はじめての海外旅行 ～ 飛行機の免許とアクロバット ～ バスに乗る篇
のつづき
なんとかバスに乗り学校の寮にたどり着きました。
明日は日曜日。
アパートのまわりを散策してみるか。
そんなことを考えながら床につきました。
散策
到着した翌日。
きょうはたまたま日曜日だったので学校はおやすみです。
寮に自転車がおいてあり先住民 (生徒) が「つかっていいよ」というのでありがたくつかわせていただくことにしました。
まずはスーパーマーケットでしょう。
ちかくにthrifty (スリフティ) というスーパーがあるのでそこに行くことにしました。
道路の向かいにthriftyが見えてきて、ちょうど横断歩道の信号が青になったのでそのまま自転車で渡りはじめました。
すると渡りはじめてすぐ点滅しはじめ、片側2車線くらいの道路のまんなかですぐ赤になってしまいました！
「なんて短い信号なんだ！」
と思いつつ、道路のまんなかにいるわけにはいかないので、あわてて渡りきりました。
そのとき、信号待ちをしていた先頭の車がなんと…
パトカー！
パトカーの前を信号無視の自転車が通過！
何事もないはずがありません💦
しかし、気がつかないふりをしてそのままスーパーの駐車場へとはいっていきました。
ついてきました！
パトカーが…
それでも知らん顔して店のほうに行こうとするも、とうぜんパトカーが横に停まり、おじさんは止められてしまいました！
逮捕？留置場？強制送還？
なんと到着したつぎの日に、まだ学校にも行ってない、飛行機に乗るどころか飛行機も見てないうちに捕まって、牢屋にぶち込まれるのか、それとも日本に強制送還されるのか!?
最悪のシナリオが頭に浮かびます。
でも、逃げたり抵抗したりすればもっと悪いことになるのはわかっているのでおとなしく自転車を止めて降りました。
なおも自分は何も悪いことはしてない顔をしながら。
いえ、ほんとに悪いことはしてないですよ。
あまりにも信号が変わるのが早すぎただけです！
IDを見せろ！
おまわりさんがいいました。
おじさんはパスポートを渡します。
表に大きく「JAPAN」と書いてある赤いパスポートです。
パスポートをしばし見てから予想もしないことばを口にしました。
🚥信号の説明がはじまる！
赤いパスポート📕を指差して
「この色は止まるんだ！」
「？？？」
つぎに路肩の芝生🌿を指して
「この色は渡ってもいい」
(えっ？もしかして信号の説明してるの？)
「日本にも信号はあるよ！ただ、信号が変わるのが早すぎて途中で赤になっただけだよ！」
と心のなかで叫びながらも、とにかく無罪放免になるべく、「ハイ、ハイそうですか。よくわかりました💦」と愛想笑いをふりまき、なんとか釈放されたのでした✌
スーパー
plastics or paper? (プラスチックか紙？)
どうにか強制送還されることなくスーパーにはいり身のまわりの小物と食料品をすこし買いました。
レジに行くとこんな質問をされました。
「plastics or paper?」
「…」
なんのことかわからないので返答に困っていると、ビニル袋と紙袋を出して「どっち？」といいました。
日本では選択肢はなく、いわゆるレジ袋 (地域によって、ビニル袋というところと、ナイロン袋というところがあります) が無条件で支給されるのですが、アメリカではビニル袋か紙袋か選べるんです。
ていうか、この選択肢がある理由がおじさんにはいまもわかりません。
しかも、ビニル袋ではなく「プラスチック」なんですね。
まあ、たしかに厳密にいうと、いわゆるレジ袋はビニルでもナイロンでもなくほんとはポリエチレンというプラスチックなんですけどね。
こうしてアメリカ上陸後の1日めはなんとか無事にすぎて寮にもどったのでした。
はじめての海外旅行 ～ 飛行機の免許とアクロバット ～ 飛行学校の1日
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