はじめての海外旅行 ~ 飛行機の免許とアクロバット ~ バスに乗る篇

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はじめての海外旅行

はじめての海外旅行 ~ 飛行機の免許とアクロバット ~ 上陸篇

のつづき。

入国審査で引っかかりながらなんとかロサンゼルス空港の外に出ました!

バスに乗る

学校から教えられた段取りどおりバス停に向かいます。

しかし、そこで見たものは

たくさんのバス停

空港の外にはバス停がたくさんありました。

路線番号や行き先が書いてあるのだろうと近くに行ってみたけど、「BUS STOP」と書いてあるだけで何も書いてありません。

どのバス停で待てばいいのやら?

案内所で聞く

案内所があったので「アンテロープ・バレー」行きはどのバス停で待っていればいいのかたずねました。
すると…

「どこでもいいよ」

という返事。

さっちゃん
どゆこと?
ひげおじさん
どこでもいいけど、自分で乗るバスを見つけて手を挙げて停めなきゃいけないんだよ!

手を挙げて停める。タクシーか!?

ここがなんでもお膳立てしてくれる日本とはちがいます。

ふと思い出しました。

日本を発つまえ、日本の事務所でバスの写真を見せられました。
なんでバスの写真なんか見せられるんだろう?と思ったけど、こういうことだったんですね。
15~20人乗りくらいのちょっと小さめのバスです。

でも、日本の事務所ではこのことも教えてはくれませんでした。

時刻表もないし、そもそも乗るはずの時間はとっくに過ぎてるし、その時間すぎたらつぎのバスは来るのかもわからない。

じっと目を凝らし来るバス、来るバスを睨んでいたら来ました!

「アンテロープ・バレー」行きのバス!

手を挙げて停めます!

レディー・ファースト

バス停にはおおぜい人がいますが目的地も乗るバスもまちまちなので、乗る人とそのままそこに残る人がいます。

乗りこもうとしたとき、松葉杖をついた男の人がいました。
たぶん、もとから足が悪いのではなく、事故かなんかで骨折して松葉杖をついてる感じでした。

すると信じられない光景が!

その松葉杖をついてる男の人は、その場にいた女の人に先に乗るように促したのです。

そして、さらに驚いたことに女の人は当たり前のように先に乗りこんだのです。

ここまで「レディー・ファースト」が徹底してるのか!

いや、もしわたしがその女の人だったら「いえいえ、あなたはケガをしてるのだから先に乗ってください」というでしょう。

「レディー・ファースト」を履きちがえてる気がしました。

ヨーロッパにはない!アメリカだけ!

ちなみに、のちにヨーロッパ旅行をしてわかったことですが、レディー・ファーストはアメリカ特有のもので、ヨーロッパにはありません。

よく、「欧米」とひとくくりにしますが、ヨーロッパとアメリカは全然ちがいます。

ヨーロッパでは、一応ならんでいるものの、バスが来ると我先に乗りこみます。
これはアジア人の専売特許ではなかったのか!?
レディー・ファーストもなければ、老人や子どもといった弱者を守るという意識もない。
もちろん年寄りが立っていても誰も席を譲りません。

だからこそ、フランスには「シルバー・シート」がありました。
年寄りをいたわる習慣が根づいていれば「シルバー・シート」をもうける必要がないですからね。

アメリカでこういう概念や習慣が生まれたのは、開拓時代、きびしい環境で女性を守らなければならない状況にたびたび遭遇してきたからではないでしょうか。

女性に対してだけでなく、男性同士でも「お先にどうぞ!」があります。
ドアを開けてくれたりもします。
ヨーロッパにはありませんね💦

ヨーロッパはとにかく「言ったもん勝ち」「やったもん勝ち」という印象を受けました。
自分さえ良ければいい。
人がどう見ようと気にしない。

アメリカ人は意外と人に気をつかうんですよ。

乗客名簿にない!?

そんなことを考えながらあとにつづいて乗りこみます。
運転手さんに名前を告げるとリストに載ってないとの返事!

乗る予定の時間を大幅にすぎてるもんなあ。

いきなり入国審査で引っかかり空港を出るのに2時間ちかくかかってしまいました。

しかし、それだけではありませんでした。

サマータイム

サマータイムといいながら、サマータイムは3月から11月まで!

さらに1時間遅れていたのです!

しかし、このバスに乗らないと学校へ行けません。
当時は携帯電話もないし無線で連絡したのかおぼえていませんが、運転手さんが連絡を取ってくれて乗ることができました。

「ほんとはこの時間のバスに乗るはずだったんだよ」

とリストを見せてくれたけど、そりゃそのはず。
空港を出るのにトラブり、飛行機の到着時刻はサマータイムを考えてないから、予定時刻より3時間くらい遅れていました。

こんなんでよくみんな無事にたどり着けるな!
それとも、引っかかたのはおじさんだけ?

終点に到着!そして、学校の寮へ!

寮といっても民間のアパートを借りていて、飛行学校の生徒がつかっています。
おじさんは2階の2人部屋で、先に来ていた生徒とシェアすることになりました。
居間や台所は共用です。

大学のときから航空部で合宿したり共同生活をしていたので苦にはなりませんでした。

むしろ飛行機が好きで、飛行機の免許を取りたい人たちなので話も合います。

おたがいにわからないところを聞いたりすることもできます。

こうして、ロサンゼルス上陸からランキャスターの寮への移動は無事に終わり、安らかに床につくのでありました。

着いたつぎの日は日曜日なので学校はおやすみです。

アパートのまわりを散策してみるか。

はじめての海外旅行 ~ 飛行機の免許とアクロバット ~ おまわりさんに止められる!につづく…

さっちゃん
まだ無事じゃなさそうね!
ひげおじさん
初日に、おまわりさんに止められるとはね💦

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