海彦と山彦 ④ 山彦 故郷へ帰る。兄との戦い ~ 古事記

ball 潮満玉

「潮満玉」「汐干玉」「呪い」

海彦との再会

ひさしぶりにもどってきた山彦を見て、海彦はビックリします。
そりゃそうですね。
行方知れずになって3年。
とっくにどこかで死んだものと思っていました。

ただ、300年はたってなかったようです💦

釣り針を返す (呪いつき) 

山彦は海彦に背中を向けて後ろ手で釣り針をわたします。
こう呪文をとなえながら。

「このちは おぼち すすち まぢち うるち」

現代語でこういう意味です。

「この釣り針は 心がふさぎ 気があせり まずしく 愚かな 釣り針」

後手 (しりえで) 

後ろ向きで相手になにかすることは、相手を呪うことです。

海彦まずしくなる

ワタツミはほかにも山彦に言っていたことがあります。

「海彦が高いところに田んぼをつくったら低いところに、低いところに田んぼをつくったら高いところにつくりなさい」

そのとおりにすると、山彦の田んぼにはいつも稲がどっさりなり、海彦の田んぼはいつも稲が実りませんでした。

海に行っても魚がぜんぜん釣れません。

海彦はどんどんまずしくなっていきました。

そして、悲しいかな。
「まずしさ」は人を「愚かに」するものです。

海彦 山彦を攻める

ついに血迷った海彦が軍勢をひきつれて、山彦に攻めてきました。

潮満玉と汐干玉 (しおみつだま と しおひるだま) 

ワタツミにもらった秘密のアイテム

潮満玉

「潮よ満ちろ! 」ととなえると、水があふれだします。

汐干玉

「潮よ引け! 」ととなえると、水が引きます。

山彦の勝利

これをつかって、「潮よ満ちろ! 」ととなえます。
水があふれだし海彦の軍勢を大量の水でつつみ溺れさせます。

海彦が「助けてくれ! 」というと、こんどは

「潮よ引け! 」ととなえます。
大量の水はうそのように消えさり、海彦は呆然と座りこむのでした。

海彦は負けをみとめ、山彦が中つ国を治めることになりました。

さっちゃん
もとはといえば、弟の山彦がムリいって仕事をかえたのがいけないよのね!
ひげおじさん
お兄さんの海彦はなんども断ったのにのう! もどってきて呪いをかけて、もらった玉で海彦を水びたしにするとか、はたして正義といえるのか?
クマ
童話では、海彦がいじわるだから悪いんだ、山彦が成敗して当然だという書きかたをされるけどね!
ひげおじさん
ちなみに次男のホスセリはどこにも出てこないんだよね(^_^;)

さて、竜宮城にのこしてきたトヨタマビメがやってきます。

海彦と山彦 ⑤ トヨタマビメ 会いに来る ~ 見るな!

古事記。日本書紀 ~ 最初の入口。超かいつまんだお話

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