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「停滞」「この先どうするか?」「考える」「行動する」
赤で止まったら、青になったときにどう動くか考える
アメリカ人の生徒から比叡山を歩くことについて知りたいと言われ、調べているうちに光永圓道さんという人の存在を知りました。
偶然にも「激レアさんを連れてきた」に出演したばかりで、tverで見ました。
短い言葉で胸を射抜かれました。
赤で止まったら諦める。
青になったときにどう動くか考える。光永圓道
オードリー若林さんがちょっと意地悪い質問をしました。
千日回峰という過酷な修行をした人でも「赤信号かよ~」と思うことはないですか?と。
その答えがこれでした。
諦める=明らめる
ほんらい「あきらめる」は挫折するというような意味ではなく、「物事の真理を明らかにする」ということです。
妄想や非現実的な理想論を考えることなく、現実を見て、事実をそのまま受け止めるということです。
苦に浸らない
まず、赤だということを認め、そのまま現実として受け入れる。
ここで「何で赤になるんだよ!」と怒ってもしょうがないし、信号が変わるわけでもない。
「赤で待つのいやだな~」といっても何も変わらない。
これはここではそのまま赤信号の意味なんだけど「自分が人生の中で停滞している状態」と考えられます。
何をやってもうまくいかない。
努力してるんだけど結果は何も出ない。
この先もずっとこのままだろうか?
今「止まっている」ことは素直に認めるけど、それに浸ってはいけません。
「苦に耽るのは快楽に耽るのとおなじか、それ以上に愚かなことだ」と
すでに今から2500年前にブッダは言っています。
「苦」に耽るのは、「快楽」に耽るのと同じくらい愚か~ブッダのつぶやき
この先のことを考える
今、停滞していることは事実でそれに目をつぶったところで状況が変わるわけではありません。
また嘆いても怒っても悲しんでも何も変わりません。
苦をより深く味わうだけでいいことは1つもありません。
だから現在の苦に浸ったり、耽けたりするのではなく、「先」「次」を考えます。
ただし妄想はいけない。
「苦しいときに楽しいことを考えたほうがいい」というのは真理なんだけど人々はよくかんちがいをします。
やってはいけないこと
① 過去の思い出に耽ける
「あのときは良かったな~」
「あのころは楽しかったな~」
という手合いです。
過去は文字どおりもう「過ぎ去ったこと」です。
そこにもどることはできません。
アニメ以外は😄
過去を思い出して現在を疎かにしてはいけません。
② 未来の妄想に耽ける
「白馬の王子様がやってきてわたしをお城に連れて行ってくれる」
「空から天使が舞い降りてきてわたしを天国に連れて行ってくれる」
という手合いです。
ありもしない非現実的で、他人や運任せの妄想は何も生み出しません。
具体的な行動を考える
他力本願の妄想ではなく、
具体的に自分がやりたいこと。
それはどうしたらできるか?
それをするには今何をすることが必要か?
そのために情報を集めたり、スポーツの競技に出るなら体を鍛えたり、食事を考えたり、自分の技術を磨いたりすることです。
たとえばおじさんの例なら、おじさんは20代で家出 (遅いか😅) して、新聞屋に住み込みで働きはじめました。
面白くもなんともない。
知り合いはいない。
頼れる人もいない。
仲間もいない。
まさに赤信号の強制的停滞時間です。
このときしたのは
「アメリカに行って飛行機の免許を取る」
「アクロバットをやる」
という目的をつくることでした。
そう。
どこからかやってきたのではなく、自分で目標をつくったんです。
必要なことは何?
お金が必要。
だから働いてできるだけ使わないようにして貯金する。
ただ貯金するのではなくてそれは飛行機に使うため。
それから今は飛べないけど飛行機の勉強をしました。
アメリカで取るのでもちろんぜんぶ英語です。
英語の過去問を何度もやりました。
それからお金も時間もなかったのでインターネットもなかった時代、NHK教育テレビの英語の番組を片っ端から録画して見ました。
このように具体的な行動を考えて、実践することです。
考えてるだけは休んでいるのといっしょ。
下手の考え休むに似たり😄
もちろん疲れたときは休みましょう。
ただ妄想してるだけで考えているとは言いません。
むすび
今、泥沼にはまっているかあるいは凪でまったく船が動かない状態のあなた。
将来に向けてできることは今やりましょう。
そして「人事を尽くして天命を待つ」です。
自分の力だけで何とかならないのは赤信号もそうです。
待つことも必要ですが、自分でできることをしなかったら後悔します。
やれることをやって、あとはおいしいものを食べたり、お笑い番組を見たりして待ちましょう。
「果報は寝て待て」という言葉もあります。
ただし自分がやれることをやりつくしてからです。