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「ぎっくり腰」「年齢」
きっかけ
まだおじさんが若かったころ、といっても48歳でした💦
GWに家族で星山に登り、降りてくるときに4歳くらいの子どもを肩車しました。
いま思えば暴挙だけど、当時は肉体的に何の問題もなく元気でした。
その日帰ってきてからも何もなく、つぎの日の朝も何もなく、久しぶりに会社に行きました。
掃除をしていて
その日は工場の中を掃除しました。
空のゴミ袋を覗いたら
空のビニールのゴミ袋を覗いた瞬間、背中にピキーンと電気が走るような痛みが走りました。
空の袋ですよ。
角度にしたら5~10°くらいの前傾姿勢じゃないでしょうか。
その瞬間から体を前に倒すことができなくなりました。
まっすぐ立っていれば大丈夫。
ほんのすこしでも前に体を倒すと電気が走ると言おうか、筋が切れているんじゃないかと言おうか、そんな痛みが走って体を支えられません。
前かがみになるときはどこかにつかまらなければなりません。
ぎっくり腰
これが噂にしか聞いていなかったぎっくり腰ですね。
そんなもんあるか!
とずっと思ってたんだけどありました。
花粉症もそうですね。
そんなもんあるか!
と思ってたけど30歳のころになりました。
重いものを持ったり、無理な姿勢をしたわけではない
これが問題です。
重いものを持つときはそれなりに心構えをして全身に力を入れます。
空のゴミ袋を覗いただけ。
もちろん重いものも持ってないし、無理な姿勢でもないです。
肩車がいけなかった?
考えられるのは前日に子どもを肩車して山を降りたことですね。
でも、不思議なのはなぜそのときは痛みを感じなかったんでしょうか?
その日もつぎの日の朝も。
歯を磨いてるときとか、くしゃみでもなるそうです。
それはあくまで「最後のとどめ」で筋は傷めていたんでしょうね。
また筋だけの問題ではなくて、神経がどこかに触っている可能性もあります。
コップの水
なみなみと注がれたコップの水のようなもんです。
最後に「たった1滴💧」垂らすだけであふれます。
「たった1滴」なのに!と思うけど、それはとどめであって、そこに至るまで疲労や傷みが蓄積されていたんですね。
くしゃみは大敵。顔も洗えない。
なんということでしょう。
くしゃみをすると背中に激痛が走ります。
ふだん考えもしなかったくしゃみ。
こんなに背中に力を入れていたものなのか!
また重いものは持たなくても、直立から1°でも前かがみになると背中が痛くて何かにつかまらないといけません。
だから、顔を洗ったり、歯を磨いたりするのも、片手をついてやります。
車の運転
おじさんは田舎に住んでいるので移動はすべて車です。
家人は送ってくれないので自力で病院に行きます😥
運転は体を後ろに倒しているのでできます。
問題は乗り降りですね。
これはぜったいに前かがみになるので大変です。
車の屋根にしがみつき、ハンドルにしがみつきながらなんとか乗り降りします。
1週間くらいで復帰
家で静養していたら1週間くらいで社会復帰できました。
終わってしまえば1週間だけど、そのときはいつまで続くかわからないのでほんとに不安でした。
ふつうの風邪なら2~3日寝てれば良くなるっていう見通しがあるじゃないですか。
それからは前かがみになることにとても恐怖を覚えました。
とにかく小さな物を拾うときでもかならずしゃがんで拾います。
腰痛体操 (ストレッチ)
それからは腰や背中のストレッチをするようになりました。
これは人によって場所や引っ張る方向がちがうのでそれぞれ調べてください。
おじさんのばあいは背中の筋肉、筋がつねに引っ張られている状態だったので、背筋を伸ばすというよりはむしろ丸くなって背筋を引っ張るストレッチがいいです。
ただ、無理にやるとかえって傷めるので痛みと相談しながら。
これは人間にはちゃんと「痛い」という神経があるので、「痛い」と感じたらやめることです。
ストレッチは勢いよくやってはいけません。
ゆーっくり、今にも切れそうな輪ゴムを引っ張るくらいの気持ちで引っ張っていきます。
そして切れそうだと思ったらすぐやめます。
仰向けになって、膝を抱えてできるだけ胸に膝をつけるようにします。
こうすると背筋も引っ張られます。
起きたときのこむら返りも
年取ってくると、寝ているときは大丈夫なのに、朝起きるときにこむら返りを起こすことがあります。
布団の中で伸びをすると起こることがあります。
起きたら、体を伸ばす前に、膝を抱えて丸くなります。
それから力を入れずにゆっくり体を伸ばします。
整体はどうなの?
知り合いに勧められて1回やってみましたが、おじさん的には良くないです。
激痛が走るのにさらに無理に体を曲げられます。
これで痛みが収まるならと我慢して最後まで施術を受けましたが、結果としてまったく良くなりませんでした。
百害あって一利なし
1回じゃわからない?
いえいえ、たとえ1回でもすこしでも前より良くなったとか、前より痛みが減ったとかあればつぎもやりますが、これは百害あって一利なしです。
上にも書いたけど、人間 (動物や下等動物でさえ) には神経というものがあります。
これは身を守るものだったり、餌を発見するものだったりします。
いずれにしても、「危険を避け、生きるのに有利な方へ導く」ためのものです。
「痛い」と思ったら、その状態から離脱するようにできています。
それに逆らって「痛みを我慢」してもなんの利益もないばかりか体を傷め、ひいては命の危険に関わります。
針と電気治療
これはぎっくり腰より10年後。
神経痛でやりましたが、これもまったく効果はありませんでした。
終わってすこしでも痛みが少なくなったり、体が楽になったらまたやるんだけど、針と電気の痛みを我慢して時間を浪費しただけですこしも痛みは減りませんでした。
かえって疲労も加わって痛みが増した気さえします。
体の曲がり角 (48歳)
楽な病気はない
体ってどの部分が壊れても生活に支障をきたします。
手足の骨折などだれが見ても「大変だね」と思ってくれるけど、ぎっくり腰って目に見えないから
「怠けてるだけじゃないの?」とか
「大袈裟なんじゃないの?」とか思われてしまいます。
結膜炎がひどくなったら目が開けられないので困ります。
潰瘍性大腸炎
つぎの年、49歳でおじさんは潰瘍性大腸炎になります。
それは今もつづいています。
潰瘍性大腸炎。Ulcerative Colitis (UC) , IBD ~ トップページ
これも目に見えないのでわかってもらえません。
1年365日、1日24時間、下痢、または生理がつづいていると思ってください。
痛みは我慢できるけど、トイレは我慢できません。
1日中トイレに座ってなければなりません。
外に出て仕事をすることはおろか、一瞬たりともトイレから離れられないので家を離れることはできません。
ひどいときには家にいてもトイレが間に合わないことがあります。
こんな惨めな思いをしたことがありますか?
でも、見えないので人からは
「怠けてる」
「大袈裟だ」
としか言われません😥
真っ赤やどす黒い紫色の便器を見せてやればすこしはわかってくれるでしょうか?
そして今は神経痛。
病院に行っても「年だから」と切り捨てられます😅
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