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「タント」「スローパー」「トランポ」「福祉車両」
2023年3月 購入
18年連れ添って体の一部と化していたMR2が引退し、後継としてバイクが積める車にしました。
走行距離 119022km

約12万キロ。
コミコミで40万円。
相変わらず古い車しか買えません😅
2011年製造。
2012年初年度登録。
11年物。
つぎの車検が終わると13年経つので、またアホな国の政策によって15%余計に税金が取られます。
承知之助です。
それでも軽自動車なので1万円くらい。
MR2のときは45400円取られてましたから。
車を作るのも、解体するのもエネルギーが必要で二酸化炭素をふくめ環境に悪い物質がたくさん出ます。
それを単に古い車というだけで「環境負荷が大きい」というとんでもない屁理屈で酷税をかけます。
要するに古い車を捨ててどんどん新しい車を買え、ということです。
何がエコなもんか。
おまけにリサイクル料と称して金を取り、リサイクル協会をつくって役人の天下り先とする。
いやはや昔から洋の東西を問わず役人は腐っとる。
そしてこれから先も。
おじさんは鉄屑となり環境に多大な負荷をかけるはずだった車を引き取り乗ってあげてるんです。
中古車を買う人にこそ、環境協力報奨金を払うべきです。
真面目にそう思ってます。
何でも使い捨てで次から次へ新しいものを買う人にエコ減税なんてふざけるにも程があります。
と愚痴はこのくらいにしといて
外観

エンジンルーム

よくこの狭い空間に詰め込みましたね。
MR2と比較したらいけないけど。
吸気口

タイラップで応急処置をしてありますが納車のときはちゃんと直してくれました。
ただそもそも設計強度が足りないんでしょう。
そのうちまた取り付け部分が壊れるそうです。
まあそうしたらおじさんもこのようにタイラップで永遠処置とします。
バッテリー

バッテリー電圧
始動前:12.5
始動後:14.5 (徐々に上がり14.5で安定)
停止直後:12.8V
ちょっと低い気がする。
だいたい発電中は14Vくらいで、停止直後なら13V以上はあるものだけど。
表示は2022年3月。
エコアイドルのものは充放電に強いバッテリーを買うこと。
トランポにする
シートを外す
後ろの座席はもともと外れるようにつくってあるので、紐を引っ張るだけで外れます。
助手席

プラスチックのカバーをめくって4カ所ボルトを外します。
3つは14mmで、なぜか左前だけ21mmです。
おじさんは工具を探すのがめんどうなので思いっきり数字を書いてしまいます。
カバーは上にドライバーを刺してめくります。


右前はカバーがありません。
左側は横から。
右側は前後から外せます。
カプラーを外す

なんで助手席に電線がつながっているのか?
助手席の人を痺れさせるため😄
どうやらシートベルトのためらしいです。
写真の白い部分を上にスライドすれば外れます。
プリテンショナー&フォース・リミッター機構付きシートベルト
長ったらしい名前ですね。
pretension
主張。要求。自負。 / 見かけ。外見。かこつけ
(他の力の働く前に) …に張力を与える。
強い衝撃があったときに瞬間的にシートベルトを巻き取る装置。
force limiter
力制限。
ベルトに一定以上の力が加わったときにそれ以上力がかからないようにする機構。
エアバッグ警告灯
カプラーを外すと異常があると判断してエアバッグ警告灯が点いてしまいます。
何でも便利なようでめんどくさい時代になってしまいました。
そもそもMR2にはエアバッグもABSも付いてませんでした。
ふだんはちゃんとシートをつけておきましょう。
使わないからといって、くれぐれも捨てたりしないように。
ヘッドレストもつけておきます。
スロープ


何といっても車椅子用のスロープが絶品です。
ラダーを買う必要もないし、車に乗せる必要もない。
おまけに床が低いのでバイクを乗せるのも楽です。
ドア

運転席、助手席、右後ろすべて90°開きます。
これは乗り降りや荷物の積み込みにとても楽です。
ただ隣の車にぶつけないよう気をつけましょう。
中途半端に開けといて風が吹いてバーンと開くより、最初から目一杯開けといたほうが安全です。

また助手席と左後ろのスライドドアの間にピラーがないので、ここを開けると乗り降りがとても楽だし、腰かけることもできます。
積み込み

後ろ向きに積みます。
こうするとミラーを外さなくても余裕ではいります。
ただスロープがあるとはいえ後ろ向きに積むのはなかなか骨が折れます。
またリアシートの留具の盛り上がりがあるのでそれを乗り越えるのが大変です。
輪止めなどをつかって斜めの登り坂をつけるといいかもしれません。
車をすこし下り坂に向けて停めたほうが積みやすいです。
レンジはPにするのはもちろん、駐車ブレーキもしっかりかけておきましょう。
サイドスタンドは上げた状態で、まず車椅子👨🦽固定用のベルトをかけます。
強い力はないけどとりあえずバイクを立たせておくことができます。
それからタイダウンベルトをかけます。
車椅子固定用のベルト
キーはACC (またはON)
エンジンはかけなくていい。
ていうかかけないほうがいい。
まあ車が動き出すことはないはずだけど。
運転席にある車椅子用制御ボタンを押し込む。
押し込んだ状態がON。
ランプは点かない。
もう1回押すとボタンが出てきてOFF。
前から引っ張るベルト
降車ボタン (ボタンの後ろ側) を押すとランプが点く。
これでベルトが引き出せる。
これをフレームにかけて乗車ボタン (ボタンの前側) を押すとロック。
後ろから引っ張るワイヤ
解除にすると引き出せる。
引っかけたあと、固定にする。
クリアランス 隙間





マフラー

マフラーが運転席のすぐ横になるので何かカバーをかけたほうがいいかも。
ただし燃えない素材で。
マフラーカバー

不燃材のマットを探したらネット通販ではあるけど、ホームセンターには置いてありません。
またアスベストではないにせよ、グラスファイバーやロックウールといったもの。
マスクと手袋がセットになっているくらい皮膚にも肺にもよくありません。
まあ昔FRPの会社で働いていて、1年365日体にグラスファイバーのかけらが刺さっていたし、いつも吸ってただろうな。
よくよく考えたら繊維だから細かくちぎれて刺さるので、固体の塊だったらいいのではないかと思い至りました。
かのスペースシャトルでさえセラミックという名の瀬戸物をつかっているではないですか。
これだ!
たまたま都合よく穴の空いた半分くらいの大きさの瓦が手にはいりました。
これは走り終わったあと帰りだけ付けておきます。
それからマフラーって意外と熱くならないんですね。
TLRだけ?
セローのときはもっと熱くなってた気がする。
床のフック

頭に10と書いてあるけど、
M8の頭が12mmのボルトです。

ホームセンターでアイボルトを買ってきて交換しました。
セキュリティ・アラーム注意!
いやはや余計なお世話です。
おじさん、作業が終わったらあたりはけっこう暗くなっていた。
ドアを閉めてリモコンで施錠すると運転席のパネルに赤いランプが点いている。
今度は何の警告?
そのうち点滅しはじめた。
しかもずっと点滅してる。
一晩中点いてるつもりか?
もういちど開けて閉めてみたがおなじ。
開けると消えるが閉めると点く。
試しにキーを直接ドアに差し込んで開けてみたらとんでもないことに💦
ハザードがピカピカ光ってホーンが何度も鳴り響く。
なんで自分の車に警報鳴らされなきゃならないんだよ😄
しかも予想してなかったので止めかたがわからない。
マニュアルは持っていたけどそういうときに止めかたの場所がすぐ見つかるわけもない。
根拠は何もないがリモコンで閉めたら鳴り止んだ。
ああよかった。
リモコンで開けること
取扱説明書にはしちむずかしい説明が書いてあるけど、要するに
リモコンで開けること
ドアに異物 (🔑も) を差し込むと警報が鳴るということ。
キーで閉めたらセキュリティはかからない
キーで閉めたらキーで開けても警報は鳴らないし、泥棒が針金を差し込んで開けても警報は鳴りません😄
まあ、リモコンで開け閉めすればいいだけのこと。
ただ問題は電池切れでリモコンがつかえなくなったらどうするか?ということ。
ドアを開けたらすぐエンジンをかけること
じっさいにはキーをONにすれば警報は作動しません。
でもややこしいので乗ったらすぐエンジンをかけるとおぼえておけばいいです。
自動ロック機構
ちなみにリモコンで解除してドアを開けないと数秒後には自動的にロックします。
まちがってポケットの中でボタンを押したりすることがあるからですね。
至れり尽くせりです。
エコアイドル
アイドリングストップ
デフォルトでこのモードなんだけど条件が揃わないと発動しません。
エンジンかけてすぐはランプは消えています。
エンジンをかけてしばらくして条件が整うと緑色に点灯します。
エンジンが充分温まり、バッテリーの充電状態もよければ自動的にエコアイドルのモードになります。
あまりに頻繁に止まる町中では始動するのにバッテリーとセルモーターに負担がかかるのでは?
また右折待ちなどすぐ発進したいときはOFFにしておいたほうがいいですね。
エンジンはすぐかかりほとんどタイムラグはないけど、止まっているということは万が一にかからない可能性もあるということです。
ちなみにエンジン停止中もライト、エアコンのファン、オーディオなどは動いているのでバッテリーが不安です😅
不安な人はアイドリングストップをOFFにしておきましょう。
登り坂で
なんと賢いシステムでしょう。
登り坂でアイドリングストップして、発進するときにブレーキから足を放しても車が後ろに下がらないようになっています。
車のほうでブレーキを踏んでいてくれるんです。
アイドリングストップにならない場合
Dレンジ以外だとアイドリングストップはしません。
たとえば下り坂でSレンジで降りてきたときとか、止まるときにNに入れた場合です。
OFFにしておいたほうがいい場合
アイドリングストップは信号待ちが多い町中ではそれなりに意味があります。
一時停止
30秒とか1分とかの信号待ちならエンジンが停まってもいいけど、一時停止でいちいち止まるとバッテリーとセルモーターにやさしくありません。
右折の対向車待ち
対向車が切れたら素早く発進しなければならないのにエンジンが停まった状態というのはよろしくありません。
ノロノロの渋滞
ちょっと進んでは止まり、ちょっと進んでは止まりしているときに、そのつどエンジン停止⇔再始動はエンジンにもバッテリーにもセルモーターにもよくありません。
エコアイドル解除方法
ボタン
まずハンドルの右下あたりにあるボタンを押して「OFF」にします。
ランプがオレンジ色に変わります。
シフトレバーを動かす
止まるときにNに入れればエンジンは止まりません。
再始動方法
ブレーキを放す
アイドリングストップの状態でブレーキを放せばエンジンがかかります。
ブレーキを強く踏む
ブレーキを踏んでいてアイドリングストップになったあと、さらにブレーキペダルを強く踏みこむとかかります。
シフトレバーを動かす
Dレンジの状態でアイドリングストップするので、NやSなどに入れるとかかります。
ただこれらの操作はかえって複雑で難解なので、よくわからない人はOFFにしておくことをおすすめします。
諸データ
タイヤ
155/65R14
2.4kg/m2
オートバックスの参考価格
アルミホイール4本 42000円
タイヤ4本 13000円
これが安いのかどうかわからないが、いずれにせよ冬までにスタッドレスタイヤを調達せねばならぬ☃
MR2のリアタイヤはアジアンタイヤで1本1万円したから、軽自動車は何かとお得ではある。
燃料タンク
給油口は左側。
36L。
おじさんは山に住んでいるので燃費は16km/Lくらい。
平地を長距離走ったら23km/Lとずいぶん差があります。
航続距離 500kmくらい
残6Lで燃料警告灯が点く。
よくって50kmくらいと思っていたほうがいい。
実績
給油すると意外とガソリンがはいらないのだが、自動停止でやめているのでじっさいは完璧満タンにはなっていなくて計算よりはいっている燃料は少ないと思う。
36Lだがじっさいに使えるガソリンは31Lとする。
目盛り4 (メーター半分)
200km/11.8L=17km/L (表示は16km/L)
残25L (20L) 残300km
目盛り3
212km/12.35L
残23L (18L) 残280km
目盛り2
282km/17L
残19L (14L) 残220km
目盛り1
303km/18.9L
残17L (12L) 残190km
目盛り1になってもまだ半分近く残ってる。
このメーター合ってるのか?
エンジンオイル
0W-20、5W-30
鍵🔑
キーの電池 CR1616 3V
車のサイズ
前軸重量:550kg
後軸重量:390kg
計:940kg
前軸:後軸≒6:4なので4駆ではないけど雪道も大丈夫でしょう。
カルタスもFFで北海道で走ってたし、ビートルはRRで、
MR2はミッドシップという名のRRだったけどスキーにも行ってました。
タントスローパーは床下にウィンチの機構がついていて地上高がMR2並みに低いので、雪道の轍走行などは気をつけたほうがよさそうです。
幅:147mm (石な)
高さ:174mm (いなし)
長さ:339mm (さざんがきゅう)
外から見ると小さいなあ、と思うけど、乗ってみると中はMR2より広く感じます。
ハイルーフだけど重心が低くコーナーも安定しています。
FFだからしかたないけど、ハンドリングはいまいちですね。
とくに変な癖はないけど、ビートルやMR2に乗ったあとだと気持ち悪いです😅
型式
DBA-L375S改
CVT (無断変速機)
Continuously Variable Transmission
ふだんはふつうのオートマとおなじDレンジで走りますが、その下に謎のSとBがあります。
S:Sports
意味わからん。
タントでスポーツ走行などしない😄
坂道 (sakamichi) のSでしょう😂
あるいはslope, secondのSでもいい。
登り坂ではSレンジだとオートマのSとおなじで低いギア比 (ギアはないけどそのようなもの) でエンジン回転が高めになりますが、トルコンのオートマのようにガタンとキックダウンしないので、Dレンジのままジワーッとアクセルを踏んでいればエンジン回転が極端に上がることはありません。
下りでエンジンブレーキをかけるときだけにつかえばいいものなので、やはり坂道のSかな。
Sにしてもギア比を抑えるだけでパワーが出るわけではないのでおまちがいなく。
B:Brake
これも意味わからん。
ブレーキのBだそうです。
Sよりもっと強いエンジンブレーキをかけたいときにつかいます。
数字で2、1のほうがわかりやすい。
D⇔Sはいつでも変えられます。
Bにするにはシフトボタンを押さなければなりません。
ふつうのオートマでもそうですが、DからSに落とすときはまずフットブレーキで充分スピードを落としてからにしましょう。
そうしないとオーバーレブしたり、CVTに負担がかかります。
トランポのいいところ
わかりきったことですが実際につかってみての感想を書きます。
何より楽♬~
これに尽きますね。
- ガソリンを気にしなくていい
- 行き帰りの舗装路の移動がないので疲れない。体力を温存できる
- 行き帰りはだいたい朝晩なので寒く、行くのをやめたり、出かけるのが遅くなったりするがトランポがあれば早朝から出かけられる
- ジャンパーや厚着の重装備が要らない
- 荷物が積める
- だから帰りにスーパーに寄って買い物もできる
- 弁当が横にならない😄
- 万が一バイクが壊れても車で帰って来られる。また最悪、車が壊れてもバイクで帰って来られる。足が2つある。
- 昼寝もできる
最初は携行缶も積める、と思ってたけど、リエゾンにガソリンを消費しないので必要ありません。
TLRは林道ふくめて余裕で30km/ℓ走るので180~200kmくらい走れる。
でも心配しなくても体力がそこまで持たないのでタンクを空にすることはできないことがわかった😅
今まで最長でリエゾンふくめて150km。
トランポで持っていけば林道は100km走ることはない。
寒い中厚着で移動すると非常に体力を消耗する。
着ているだけで重たいし、寒いので体の中で薪をくべなければならない。
山に辿り着いた時点でくたびれてしまっている。
それが車で移動すると分厚いジャンパーを持っていく必要がないし、体力もつかわない。
帰りも家まで寒い舗装路を車にもみくちゃにされながら走らずにすむ。
またリエゾンに合わせて着ていくと、林道を走りはじめたときにぜったい暑くなる。
でも脱げばそれをリュックに入れて走らなければならない。
セーターは入れられるけど分厚いジャンパーやオーバーパンツは入れられない。
移動用にべつにグローブを用意する必要もない。
とにかく林道の走りに特化できる。
弁当がどうしても横になってしまうんだけど、車ならその心配もない。
天気が怪しいときも車なら濡れずに帰って来られる。
バイクで自走だと、朝から晩まで天気が安定しているときでないと出かけたくない。
それからふだんは一輪車を突っ込んどいて時間があれば、いやなくても練習している😄
MR2ではできなかったこと。
イタレーリ・ツクセーリ
リア・ワイパー
家に帰ってきて方向転換してバックで停めます。
Rに入れ後ろを振り返ってバックしようとするとリア・ワイパーが動いているではありませんか。
あれっ?
スイッチ入れたままだったかな?
でもスイッチはOFFです。
ワイパーはすこし動いて止まりました。
もしや?と思い、一回Nにしてからもう一度Rに入れるとかってに動くではありませんか。
そして、2回くらい動いて止まりました。
このとき雨が降っていたのでフロントのワイパーは動かしていました。
なんとRに入れるとご親切にも自動で窓を拭いてくれるんです😮
