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「先生」「資質」「話を聞く」「ネタを持つ」
先生に必要な資質
知識
最低限のものとしては、その方面の知識でしょう。
これは言わずもがな。
否定はしません。
技術
教えかたのノウハウを持っているか?
これは勉強して獲得できるけど、じっさいに使えるかどうかはやはり場数を踏んで経験を積むしかありません。
何も知らないよりは、勉強したほうがいいです。
経験
人に教えた経験があるか?
それはあったほうがいいです。
「慣れています」
でも、最初はだれでも「初めて」です。
とにかく始めて、回数をこなすしかありません。
人の話を聞けるか?話すネタを持っているか?
聞く能力、話すネタ
じつは、言語の知識は大前提で、そこから必要なのは人の「話を聞く」力と、「話すネタ」をどれだけ持っているか?です。
よく英語が話せないという人がいますが、そういう人は日本語も話せません。
話しません。
そもそも、話すことが苦手なんです。
外国語の能力ではなく、話す能力がないんです。
そういう人はいくら外国語を勉強しても話せません。
だって、自分から話さないんだもん。
ただ自分のことだけしゃべりまくる人
ダメです。
先生としてはもちろん、人間としても。
人の話をいっさい聞かずにしゃべりまくる。
その人の経験や知識なんて限られているので、いつもおなじことばかりしゃべります。
だれも聞きません😄
人の話や、新しい知識を取り入れないので、ネタはほんとに少ないままです。
増えることがありません。
コミュニティ、フォーラムに渦巻く連中
人が「1+1=2ですか?」と質問してるのに、
「江戸幕府を開いたのは徳川家康だよ。そんなことも知らないの?」
というトンチンカンな奴。
「鍵を左に回したのに開きません」という質問に対して、
「鍵を左に回しなさい」という奴。
人の質問を読め!
話し上手は聞き上手
人の話を聞く
言語の知識より「人の話を聞く」ということがとても大切です。
ただ、壁になって「うんうん」と頷くのではなく、相手がいいたいこと、知りたいこと、さらには相手はこの話をすることで「何を求めているのか?」を汲み取ることです。
人の話を聞けば、自分は有限の経験しかできなくても人から疑似体験として自分の一部にすることができます。
もちろん、人はいい加減なことや、知ったふうなことをいう生き物なので、自分で調べて確かめることも大事です。
話し上手の聞き下手
逆の諺もあります。
人の話を聞かずに自分だけひたすらしゃべりまくるのは論外です。
でも、自分の中にたくさんの経験や話題があれば、どんな人のどんな話でも合わせられます。
質問したり、頷いてみたり。
また、相手の話を広げられます。
自分の中に何もないと、自分の興味じゃないものや、自分の専門分野でないものに対しては、ただの傍聴人になってしまいます。
相手が黙ったとたん、沈黙が支配します。
あるいは今までの話とまったく関係ない話をとつぜん始めたり。
実体験
本を読んだり、ネットで調べたりするのもいいけど、じっさいに物理的にいろんな経験をすればネタは増えます。
本に書いてないこと、ネットに載ってないこと、自分しか知らない話もできます。
バイクで転ぶときの恐怖やその痛みは経験しないとわかりません。
スカイダイビングをやったことがなければ、じっさいに受ける風の強さとか、 はじめは息ができないこととか、鼻水や涙が飛び散ることとかわかりませんよね。
わたしは日本語教師をしています
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表示名はToshiです。