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「九十九」「つくも髪」「付喪神」「百」
九十九 (つくも)
つくも髪
伊勢物語の
「百年 (ももとせ) に一年 (ひととせ) たらぬつくも髪
われを恋ふらしおもかげに見ゆ」
という歌から、老婆の白髪のことをいいます。
「つくも」は「太藺 (ふとい) 」という水草の古名です。
つくもが白髪に似ているからというけど、そうでもありません💦
100-1=99なので、「つくも」=「99」になったようです。
「百」は「白」部
漢字の「百」は「白」部1画です。
たまたま似ているのではなく、そもそも「白」に「一」をつけてできたのが「百」なんです。
付喪神 (つくもがみ)
道具などが長い年月を経ると精霊が宿ると考えられました。
99年が長い年月を表しているので「つくも神」と呼ばれるようになりました。
「つくも髪」の文字り。言葉遊びだと思います。
「付喪」は「つくも髪」と区別するためにあとからあてがわれた漢字でしょう。
亜ぐ百、次ぐ百 (つぐも)
これはあくまでおじさんの個人的見解です=^^=
「九十九」は「百」に「亜ぐ (つぐ) 」ので「つぐも」と言われるようになった。
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