目次をご覧になりたい方はクリックしてください→
「です」「ます」「丁寧?」「語源」
「です」「ます」って丁寧なの?
今でこそ「です」「ます」は丁寧な言葉とされていますがじっさいのところどうなんでしょう?
語源
これは1つの説です。
です
「で候 (そうろう) 」から来たという説です。
「候」は本来「さぶらふ (サブロウ) 」
→さふらふ (ソウロウ) →さうらふ (ソウロウ) →さう (ソウ)
でさう (デソウ) →です
侍 (サムライ)
ちなみに「侍 (サムライ) 」は「さぶらふ人」→さぶらひ (サブライ) から変化した言葉です。
「さぶらふ」は「身分の高い人のそばに控える、仕える」という意味です。
この字を見て「そういえば」と思い出した方もいるのではないのでしょうか。
「侍る (はべる) 」とも読みます。
やはり、「身分の高い人のそばに付き従っている」という意味です。
侍女、侍従などの言葉もあります。
「であります」という言いかたもありました。
中を省略して「です」になったという説もあります。
「おはようございます」→「おす」
とおなじレベルです😅
「おっは~」なんてのもありますね。
いずれにせよ今でこそ丁寧語とされていますが、もともとはチョー省略語です。
一昔前の人が聞いたら「近頃の若いもんは!」と顔をしかめていたことでしょう。
ます
こちらも省略語です。
申す (マヲス) →まうす (モウス) →ます
あるいは
参らす (マヰラス) →ます
参考:新明解古語辞典 第2版 三省堂
わたしは日本語教師をしています
プロフィール・レッスン予約はこちら。
表示名はToshiです。