外国語学習でやるべきこと ~ 優先順位

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「外国語」「学習」「やるべきこと」「優先順位」

文字

文字をおぼえる

いちばん最初にやることは、文字をおぼえることです。
日本語を勉強するのにローマ字で勉強してもほとんど意味はありません。

だって、ローマ字で書いてある書物なんてほとんどないし、マンガも、雑誌も、みんな漢字仮名交じり文で書いてありますからね。
海外では、ローマ字で書かれたものも手にはいるかも知れないけど、読めるもの、手に入れられるものの範囲がとても狭くなります。

日本に来るなら絶対必要です。
旅行程度ならなくても何とかなるけど、やはり行動範囲やできることが限られてしまいます。
日本人は親切だから最近では英語だけでなく中国語、韓国語まで併記しているところもありますがやはり数は少ないです。

われわれ日本人が海外に行くことを考えれば言わずもがな。
日本語で書いてあるところなんかほとんどありません。
むかしシドニーに行ったとき「免税店」なんて漢字で書いてあってびっくりしたけど、それは日本人が上客だからでしょう。
もちろん空港を出れば日本語なんか皆無です。

暇さえあれば紙に書く

これはとても大事です。
辞書や教科書の文字を「見るだけ」では「景色を眺めるだけ」とおなじです。

これも何度も書いてますが、たとえばビルの絵を正確に書こうとしたときには、窓が縦に何枚、横に何枚あるか数えなければなりません。
なんとなく眺めて、家に帰ってから「はい、ビルの絵を書いてください」と言われたら、「何となくこんな感じ (漢字?) 」はおぼえていても、細部はおぼえていません。

おぼえたつもりでも、書いてみると書けない。
それは覚えていないということです。

書くと覚える理由! 動作と記憶

語彙 (単語) 

とにかく語彙をたくさんおぼえる

まいにち新しい単語をおぼえる。

暇さえあれば紙に書く。言う

わからない単語や1度見たけどおぼえていない単語が出てきたら、何度でも辞書で調べる。
辞書で引いたら眺めるだけで終わりにせずに、かならず「紙に書く」。
それも「言いながら」
手を動かすのと、口を動かすのと、2つの運動神経をつかいます。

単語の意味は1つではない!

いちばん上だけ見てもダメ。
終わりまでぜんぶ見る。

知っている単語でも、そこではちがう意味で使われているかも。

たとえばだれでも知ってるflyという単語。
いちばん上には「飛ぶ」と書いてあるけど、「逃げる」という意味で使われることもあります。
それから「ハエ」という意味もあります。
「飛ぶ」1本槍だと、まったく意味がわからないこともあります。

フラッシュカードはやるな!

言語学習で金科玉条のごとく「フラッシュカード」が登場しますが、何度も言うように「見るだけ」は「眺めるだけ」に等しいです。
覚えません!

短期記憶にはなるけど、それが長期記憶には変換されません。
見た瞬間に、
「窓の数はいくつ?」と聞かれ、
「5つ」と答えても、
その記憶はせいぜい10秒がいいところ。
なぜなら、つぎのフラッシュカードで
「窓が7つ」の画像を見せられた瞬間に消えてしまうからです。

えーと、5だっけな?7だっけな?

おじさんたちが単語帳なるものに明け暮れたのとおなじです。
何もしないよりはいいかもしれないけど、見ただけでは覚えません。

書いて、じっさいに発音しましょう。
つまり、手を動かし、口を動かすということです。

文法

文法を勉強する

文法書で一から勉強します。
「眺めるだけ」「聞き流すだけ」ではけっして覚えられませんよ。

This is a pen. みたいにアホらしい文章もあるけど、あくまで文法を教えるための例です。
最近では挨拶からはじまる教科書のほうが増えてきて、おじさんが子どものころとはちがうようですが。

でも、一から勉強しないといきなり「もし明日雨が降ったら運動会は中止です」みたいな高度な文章は読めないし、作れないし、話せません。
「明日」なのに「降ったら」ですよ!

動詞その他の活用も、暇さえあれば書く

語順も重要ですが、やはり外国語の勉強でいちばん引っかかるのが「動詞などの活用」でしょう。
日本語やドイツ語では形容詞も活用します。
その点、英語は形容詞は活用しないのでほんとに楽な言語です😄

これこそ、眺めているだけではおぼえられないので、何百回でも、何千回でも、考えないでスラスラ書けるまで紙に書きます。
タイピングもダメです。
かならず肉筆で紙に書きます。
手の運動神経をつかって、紙の上に文字の形を描いていく作業が「記憶」にはとても効果があるからです。

聞く

知らない単語は聞き取れない!

よく「聞き流すだけでおぼえる」なんてキャッチコピーを聞きますが、詐欺です。

これはおじさんのブログで何回も口を酸っぱくしてして言ってますが、

「知らない単語は聞き取れない!」

です。

百歩譲って完璧に聞き取れても意味がわかりません。
それでは、それこそ「意味がありません」😄

ヒアリングの練習をする前に最低でも1000くらいの単語はおぼえましょう。
単語を知らないのにヒアリングの練習をするのは時間と労力のムダです。

ピエンソケウンスウェーニョパレシードノボルベラマス

これも何度も書いてますが、麒麟淡麗のCMにつかわれたジプシーキングスの「ボラーレ」の出だしです。
これを完璧に聞き取って発音できる猛者がいたとしても意味はわかません😅

知ってる単語と照合

それから実際には単語を知らなければまずこの音を聞き取って再現することは不可能です。
人は、言葉をただ「音」として聞き取ってから、そのあとで脳で単語として再構築して意味を理解してるわけではありません。

音を聞きながら、自分の頭の中にある辞書を高速でスキャンして、自分の持ってる語彙といま聞いている「音声」を「照合」しています。

予測

さらに、「予測」も加わります。

聞いている言語が日本語なら日本語の辞書を、英語なら英語の辞書を、スペイン語ならスペイン語の辞書を引っぱり出します。
そして、スーパーの肉の値段が話題なら、店や食べものに関係する言葉を重点的に検索します。
いま、相対性理論の単語は出てくるはずがないからです。
そうやって絞り込むことで、照合の作業が「短く」「速く」「正確」になります。

日常会話はむずかしい

話題に何が出てくるかわからないし、それこそスーパーの肉が安い話をしているのに、とつぜん、「今度の日曜の運動会の話」に切りかわるかもしれません。
「予測」がむずかしいのです。
そして、使われるかもしれない単語の範囲がとても広くなってしまいます。

ニュースなど話題がわかりやすいものがいい

その点、ニュースはいま何について話しているのかわかれば聞き取りやすくなります。
使われるであろう単語の範囲が狭められるからです。

そして、アナウンサーはできるだけ「はっきりと、わかりやすく」しゃべるのが仕事です。

日常会話では、声の質も、音の高さも、アクセントも、イントネーションも、つかう言葉までみなちがいます。
言葉のまちがいや、言いよどみ、途中で言うのをやめてしまってあとは想像だけとか、とてもハードルが高いです。

さらに複数の人が同時にしゃべる😄
外ならいろんな騒音、雑音がはいる。

話す

これはいちばん最後の技術です。

よく子どもは自然に言葉をおぼえるし、文字より先に言葉をおぼえるというけど、それは

「子どもだから」です!

聞くだけでおぼえるのは、せいぜい、2歳くらいまでです。

日本人なら日本語の5つの母音と日本語でつかわれる子音以外は聞き取れないか、日本語にあるどれかの音に組み入れられてしまいます。
それは必要な能力なのですが。
そのおかげで、滑舌の悪い人、訛りの強い人、ボソボソしゃべる人の言うことも補完して聞き取れるのです。

空耳

これがまた外国語を習うときには「空耳効果」として学習を妨げてしまう要因でもあるのですが。

あなたは子どもではありません。
母語の音声や文法の体系ができてしまった大人は、聞くだけではおぼえられません。
母語が邪魔してしまうからです。

おじさんの例を取れば
the kinder(garten)…が、ぞうちん🐘がー…
You are keen.が、和金 (わきーん) 🐠としか聞こえませんでした😅

話すにはすべての能力が必要

まず、単語を知らなければ話せるわけがありません😄
何1つ言いたいことが言えませんよ。

とりあえず単語だけたくさん知ってれば、
「がっこう、行く、わたし、きのう」
みたいな文章でも意味を伝えることはできます。
それは、どこの国の言葉でもおなじです。

読むと話すのちがい

読むのはすでに書かれている文字を読み上げるだけなのに対して、
話すには「その場で自分の頭の中で必要な単語を引っぱり出して、文法的に組み立ててから口に出す」能力と作業が必要になります。

聞いて理解することが必要

「話す」というのは「会話」で相手が言ったことを理解して、それに対して反応したり、質問に答えたりするのでまず「聞く」能力が必要になります。

それが「読む」だけと「話す」のちがいです。

独り言

オンラインで日本語教師をやっているとよくいるのが、ひたすら「独り言」をいう生徒です。

しかもおそらくすでに用意してあった自動翻訳による文章を「読み上げているだけ」です。
自動翻訳によるものなので文法もつかう単語も変です。

発音やイントネーションの矯正をしたいなら、最初からちゃんとした文章を用意してそれを読んでもらって、直すことはできます。
でも、これは「読んでいる」のであって「話している」のではありません。

話すのは、まず相手の言うことを聞き取って理解して、それから自分の中で単語を引っぱり出して、文法的に組み立ててから口に出すという作業が必要なので、「書く」以外のすべての能力が必要になります。

「書く」は単語をおぼえるのに必要だし、話す前に1人で作文する練習にもなるので間接的には必要です。

フリートークは高度な技術

気軽にできそうでいちばんむずかしいのがフリートークです。
その理由はここまで読んできたあなたにはわかると思います。

文字もおぼえていない、単語もほとんど知らない、自動翻訳を読むだけでフリートークをしようとする生徒が多いですが、まったく練習になりません。

なぜ、「飲む」が「飲まない」「飲みます」「飲めば」「飲め」「飲もう」「飲んだ」「飲める」「飲まれる」になるのか勉強していない人には、自動翻訳で「飲んだ」を読んでも、「飲んで」が出てくるとわからないし、「飲んじゃった」なんかお手上げですね😄
彼は自動翻訳を読んでも何も獲得していなくて、まいかい0からのスタートで、まいかい収穫0です。
永遠に初心者です。

文字と文法は必須です!

さっちゃん
飲まないこともなくはない🍷
ひげおじさん
けっきょく飲むの?飲まないの?

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