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「リアフェンダー」「修理」「TLR125」
リアフェンダーに亀裂
経年劣化と振動でヒビが😱
1回倒したときにはいったヒビか、経年劣化か、林道を抜けたら亀裂がはいっているのを発見!
シート下からテールユニットに伸びる配線を保護するためのゴムのカバーでかろうじてぶら下がっている感じでした。
倒したのはずいぶん前で、この日はもちろん倒していません。
見たとおりプラスチックの表面が粉化しているので脆くなっています。
リアフェンダー修理
シートを外す
8mmレンチ
テールユニットのコネクタ (カプラー) を外す
リアフェンダー取付ボルトを外す
10mmレンチ
テールユニットを外す
10mmレンチ
外したボルトはなくさないようにつけておきます。
修理箇所によってはこれを外さなくても作業できます。
配線カバーを外す
穴にゴムを差し込んであるだけです。
これも経年劣化で弾力性がなくなっていたので無理に引っ張るとちぎれそうなので外すのをやめました。
ドリルで穴をあける
3mmで位置決めの穴を空けたあと、5mmで空け直します。
これは結束バンドの幅に合わせて。
接着剤と結束バンドで留める
ウミウシのよう
大きな穴を空けられないところは針金で
接着剤が固まったらバンドを切ります
これでついたかな。
接着剤
プラスチックはプラスチック用と書いてあってもなかなかくっつきません。
プラスチックが溶剤で溶けてしまうからです。
ポリエチレン、ポリプロピレンは×と書いてある接着剤はぜったいダメです。
固まったあとも弾力性があるものを選びました。
硬いものは脆いですからね。
結束バンド
タイラップとか、インシュロックとかいいますが、いずれも商品名です。
ホームセンターで「タイラップありますか?」と聞いたら「?」でした。
配線なんかを束ねて留めるやつで、と説明していたら「インシュロックですか?」と聞かれました。
ああ、この人はインシュロック派だったんですね😄
結束バンドというのが公平な表現でしょうか。
骨折り損のくたびれ儲け2022-03-28
冬眠から目覚め2回走っただけ。
倒したわけでもなく、ぶつけたわけでもない。
走行時の振動で接着部分は無残にも裂けた。
ストップホールも通り越して。
なんとか家に帰るまで持ったがわかったこと。
粉化したプラスチックに接着剤は利かない💦
新品に交換✨ 2022-04-08
新品を買うことにしました。
パワークラフト (力造) というところでカイダックを加工したもの。
送料ふくめて14000円くらいでした。
新旧比較
40年の歴史はすごいですね。
プラスチックは紫外線に弱い (架橋が切断される) のでどうしても分解して粉になっていきます。
しょせん炭素と水素の化合物ですから。
短い時間に大量に捨てると今の地球のようにプラスチックゴミだらけになりますが、長い年月で見ればプラスチックもいつかは元素にもどります。
いや、野山に捨ててはダメですよ。
穴あけ
穴は空いていないので自分で開けます。
木工用のドリルで大丈夫です。
プラスチックが割れないようにゆっくりやさしく開けましょう。
いちおう古いものの寸法を測りましたが、親切に穴の場所に印がついています。
ただ製品にも、取りつけるバイクにもばらつきがあるのでいちばん確実な「現物合わせ」で配線カバーと合わせながら一つひとつ開けていきます。
配線をおさめる溝がすこしちがう
もともとついていたものは真ん中から溝がありますが、新しいものはなぜか横にずれています。
これはTLR200用なんでしょうか?
でも配線カバーの穴は真ん中にあるのでそんなことはないでしょう。
取りつけ
シートがこの上に乗るので配線がつぶされると困ります。
そのための溝なんだけど。
銀テープで固定しました。
プラスチックのワッシャー
何の部品かと思ったけど、微妙な隙間を調節するスペーサーです。
厚さが2種類あります。
完成!
なかなか寸法はしっかりできていて、心配していた取付穴位置のズレなどはありませんでした。
それにしてもM6のボルト2本だけで留まってるなんてちょっと弱い気がします。
まあこの部分はヒビがはいっていなかったので問題ないとは思いますが、あらためて見ると後ろにずいぶん重量物が乗っています。
ふつうの走行なら問題ないけど、これで林道を走り、丸太や岩を乗り越えるとかなり負担がかかりますね。
おまけ
製品自体の出来はよかったんだけどただひとつ、パワークラフトの対応が悪かったです。
金曜日の午後に注文してすぐメールで返事が来て、在庫はあるので月曜日には出荷できるとのことでした。
まあ土日休みならそういうことになろうな。
それはいいんだけど、メールに添付されていた荷物の追跡番号がちがっていました。
もちろんこちらはそんなことはわかりません。
月曜発送といってたのに月曜は何もなし。
火曜日になってようやく発送。
しかも、配達先が岐阜県!
おじさんは岡山県です😅
荷物の送り先を確認するように依頼したけど返信なし。
最終的に荷物は来たけど、ほかのお客さんの番号を送っていたみたいです。
60年生きてきて、このようなことは初めてです。
番号を確認してすぐ返信してもらいたかったですね。
おかげてこちらはヒヤヒヤ。
べつにしばらくバイクに乗れなくても生活には支障ないけど、まちがって岐阜に行って、大阪にもどってからまた岡山に送り直しなんていうのはゴメンです。
また発送も月曜の夕方でした。
製品自体の出来はいいだけに残念です。
2年で割れる 2024-07-14
たかだか2年ちょっと。
といっても1年の半分は冬眠しています。
残りの半年も毎週乗るわけではなく、天気とほかの用事の関係で1~2週間に1回くらいです。
さらにトランポに乗せるようになってから林道走行は舗装路もふくめて1回50kmくらいがいいところです。
14000円もしたのに。
そして1度も倒してないし、ぶつけてもいません。
おじさんはテクも体力もないのでステアケースにリアタイヤを思いっきり当てるようなこともしません。
ただひたすら路面の振動でヒビがはいりそれが進んでいったんです。
両側とも車体に取り付ける穴から割れています。
当初からガタガタ言ってたので間に自作のゴムのパッキンを入れてみたけど効果はなかったようです。
写真のとおり2回ストップホールを空けてみましたがそれを通り抜けてしまいました😅
今日の一針明日の十針
ヒビが発生してからここまで進むのはかなり早かったです。
こんなに急速に進むとは思いませんでした。
ちょっとでもヒビがはいったらすぐ補修したほうがよさそうですね。
やむなくまたタイラップと接着剤で補修。
カイダック
カイダックは住友ベークライトの商品名です。
耐衝撃性・耐薬品性・成形性を兼ね備えたアクリル変性高衝撃塩化ビニル板ですと謳っていますが非常に弱いです。
見ての通り、とくに衝撃に対して脆いですね。
繰りかえしますが衝撃といってもぶつけたのではなく、凹凸の路面を走るたびにボルトから受ける衝撃です。