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「アクセント」「型」「滝」「核」
Japanese accent pattern アクセントの型 ~ English
アクセントの規則
1拍目と2拍目はかならず高さが変わる。
つまり、1拍目が低ければ2拍目は上がる。
1拍目が高ければ2拍目は下がる。
低/高
高\低
のどちらかしかない。
/ 上がる
\ 下がる (アクセントの滝)
アクセントの滝 (核)
下がるところを「アクセントの滝 (または核) 」といいます。
アクセントの滝は1塊に1つだけ
1つの塊 (単語) にアクセントの滝は1つしかありません。
1度落ちたら上がらない
滝なので1度落ちたらまた上がることはありません。
塊といったのは、かならずしも単語レベルではなく、ふつうの速さでは一塊として、ゆっくり読むと別の塊として発音することがあるからです。
アクセントの滝は言葉の塊を認識するためにとても重要です。
アクセントの4つの型
頭高 (あたまだか) 型
高\低
箸が は\し (が)
1度下がったら、つづく助詞も低いままで上がることはありません。
カラスが か\らす (が)
タンポポが た\んぽぽ (が)
中高 (なかだか) 型
低/高\低
あ/な\た (が)
これも1度下がったら、つづく単語も助詞も低いままで上がることはありません。
単語が長くなれば、高いところと低いところがつづきます。
低/高~高\低~低
玉ねぎ た/まね\ぎ
冷蔵庫 れ/いぞ\うこ
高校野球大会 こ/うこうやきゅうた\いかい
尾高 (おだか) 型
低/高 (\)
橋が は/し (\) が
男が お/とこ (\) が
尾高は少ないが家族関係に多い😮
男 (おとこ) 、女 (おんな) 、弟 (おとうと) 、妹 (いもうと) 、親 (おや) 、みんな
平板 (へいばん) 型
低/高 (高)
端が は/し (が)
布団が ふ/とん (が)
回覧板が か/いらんばん (が)
ほかの3つは語尾が下がるのに対して、唯一、平板型だけは助詞もふくめて上がったままです。
つまり、平板型には「アクセントの滝」がありません!
尾高と平板のちがい
単語レベルではどちらも上がったままです。
尾高は、つづく助詞が下がります。
平板は、つづく助詞も上がったままです。
平板化
世の中、平板化の傾向にあります。
彼氏 か\れし→か/れし
バイク ば\いく→ば/いく
ギター ぎ\たー→ぎ/たー
クラブ く\らぶ→く/らぶ
外来語 (漢語をふくむ) が多いですね。
外国語のイメージがなくなり日本語として定着すると平板化する傾向があります。
法則はない
恣意的 (勝手気まま) といいます。
面白いのは外来語。とくに国名。
頭高。ど\いつ。す\いす。け\ーき。
中高。す/ぺ\いん。と/りにだーどと\ばご。あ/ぜるば\いじゃん。ちょ/これ\ーと。
平板。あ/めりか。ふ/らんす。ぽ/るとがる。きゃ/らめる。
尾高は思い当たりません。
そもそも日本語でも尾高は少ないです。
傾向としては、3音だと頭高。
4音だと平板。
長くなると中高。
上の例のとおり、もちろんちがうものもあります。
もともと日本にない言葉と音なので、最初に持ちこんだ人が決めたのでしょうか?
ば\いく が、ば/いく になったように、ど\いつ も ど/いつ になる日が来るかもしれませんね。
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