Frankenword フランケン語?複合語・合成語 ~ ドイツ語は長い!

frankenword 複合語

「Frankenword」「フランケン・ワード」「ドイツ語」

Frankenword フランケン・ワード

さっちゃん
フランケンシュタイン!?
ひげおじさん
フランケン・ワードね!

複合語・合成語

ドイツ語は長い?
いえいえ、これは日本のお家芸です!

日本語はとくに漢語で単語をいくらでもくっつけていきます。
おそらく本家中国語でも。

「毎朝新聞杯第二十四回全国高校野球選手権夏季大会会場入口受付」みたいにね。

日本人なら単語の塊がわかるので意味がわかるし、もとの単語もわかります。
外国人には脅威にちがいありません。

おなじことがドイツ語を学ぶ外国人 (おそらく日本人だけでなくほかのヨーロッパ人でさえも) にも起こります。

なぜFrankenwordと言われるのか?

だれでも想像するとおり「Frankenstein (フランケンシュタイン) 」が語源です。

フランケンシュタイン

フランケンシュタインは科学者の名前です。
彼は墓場から死体をたくさん掘り出してペタペタ「くっつけて」1人の人間を作り出しました。
その人造人間には名前がありませんでした。

「フランケンシュタインの話に出てくる人造人間」では長いしめんどくさいので、いつしかその怪物を「フランケンシュタイン」と呼ぶようになりました。

なので、ペタペタくっつけてできた単語を「Frankenword (フランケン・ワード) 」といいます。
電子辞書では出てこないですね。

franken food

こちらのほうが一般的でしょうか。

「遺伝子組み換えをした食べもの」という意味でつかわれています。

franken- 遺伝子組み換えをした

frankentomato 遺伝子組み換えをしたトマト

現代人は小説やSFではなく、遺伝子操作をしたり、切り貼りをして新種を作り出しています。
人類と呼べるものが出現したのが200万年前。
生物は何億年も生きてきました。
自然界にないものは処理できないことが多いのです。

おっと、脱線した。

ドイツ語

冠詞のルール

冠詞の「性」は最後の単語に合わせます。

フランケン・ワードの例

Zeug (道具、機械)

Zeugのフランケン・ワードの冠詞はZeugにしたがってすべてdasになります。

der Flug + das Zeug = das Flugzeug✈
飛行 (英 flight) + 道具、機械 = 飛行機 the airplane​

​fahren + das Zeug = das Fahrzeug🚗
​運転する + 機械 = 自動車 the vehicle​

das Feuer + das Zeug = das Feuerzeug🔥
火 (英 fire) + 道具 = ライター the lighter ​

das Spiel + das Zeug = das Spielzeug
遊び + 道具 = おもちゃ the toy​

das Werk + das Zeug = das Werkzeug
仕事 (英 work)  + 道具 = 道具 the tool ​

Haustier ペット

das Haus + das Tier = das Haustier
家 + 動物=ペット

Orangensaft オレンジジュース

die Orange🍊 + der Saft🍷 = der Orangensaft🍊🍷
オレンジ + ジュース=オレンジジュース

くっつけないでそのまま
das Haus Tierとか
der Orange Saftとか
書いてくれれば読みやすいんですけどね。

こんなの序の口。

kauf (en) 買う

ein + kaufs + wagen = Einkaufswagen
買う + 車 = ショッピングカート
einはいろんな意味を持った接頭辞です。
意味がよくわからないものも多いので「何かわからんけど、いつものヤツくっついてるな」くらいに思っておきましょう。

einkaufen 買い入れる

ein + kaufen = einkaufen
中に + 買う = 買い入れる

[成句] einkaufen gehen 買い物に行く

Einkaufszentrum ショッピングセンター

ein + kaufs + zentrum = Einkaufszentrum
買う + 中心 = ショッピングセンター

つなぎの音

さっちゃん
「s」はどこから出てきたの?
ひげおじさん
日本語でも「春雨」と書いて、「はるめ (harusame) 」というじゃろ!
クマ
単語をつなぐときの「糊 (のり) 」みたいなもんだね!
ひげおじさん
日本人はだれも「春雨 (はるめ) 」といってることに気がついてもいない。ドイツ人も同じ!

2格 (所有格) のs?

日本語なら「買い物」「の」「カート」の「の」に相当するものと考えてもいいです。

ドイツ語では2格 (所有格) に「-s」がつきますが、これは日本語の「の」みたいなものです。

おなじゲルマン系の英語でも、所有を表すとき「’s」をつけますね。
所有代名詞もyours, his, hers, ours, theirsと、その痕跡を残しています。

疑問詞にもwhoに対して、whoseと「s」がついてます。
ちなみにドイツ語の3格はeinem, ihmなどとくに男性・中性名詞で語尾が「m」になりますが、英語もwhomといいますね。

Bushaltestelle バス停

Bus + halte + stelle = Bushaltestelle バス停🚏
バス + 停止 + 場所

Sehenswürdigkeiten 名所

Sehens + würdig + keit + en = Sehenswürdigkeiten  (観光) 名所
見る (こと)  + 値する + もの、こと + 女性複数形語尾
Sehenswürdigkeit (単数形) では、「見るに値するもの、こと」

さっちゃん
長ったらしいわ!
ひげおじさん
まだまだ日本語にはかなわん!

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