目次をご覧になりたい方はクリックしてください→
「アクセント」「結合」「変化」
Japanese pitch accent change in combination 結合によるアクセントの変化 ~ English
/ 上がるところ
\ 下がるところ (アクセントの滝)
結合によるアクセントの変化
毎日新聞を読む
毎日、新聞を読む
「毎日 ま\いにち」は頭高型。
「新聞 し/んぶん」は平板型。
これによって日本人は「毎日」と「新聞」が別の単語であると「感じます」。
毎日新聞を読む
「毎日」と「新聞」がくっついて「毎日新聞 ま/いにちし\んぶん」という1つの単語になると、結合部分が高くなり「中高型」に変わります。
これによって日本人は「毎日新聞」が1つの単語であると「感じます」。
アクセントの滝 (核)
アクセントの滝 (核) とは、音が下がるところです。
これがとても重要です。
1つの単語、あるいは助詞までふくめた1つの塊に、アクセントの滝は1つしかありません。
アクセントの滝についてはこちら↓
Japanese accent pattern アクセントの型 ~ 日本語
結合するとアクセントが変わる例
高校 こ/うこう
野球 や/きゅう
大会 た/いかい
会場 か/いじょう
すべて平板型ですが、結合すると中高になって語尾が下がります。
高校+野球 こ/うこうや\きゅう
高校野球+大会 こ/うこうやきゅうた\いかい
高校野球大会+会場 こ/うこうやきゅうたいかいか\いじょう
同時多発テロ事件
かつてこの事件が発生したとき、おじさんはアナウンサーのアクセントに違和感を覚えました。
各社、このように発音していました。
ど\うじ た/はつ (\) て/ろじ\けん
「たはつ」と「てろ」の間はもともと別の単語ですが「て」が低い音からはじまるので下がっていると考えます。
というより感じます。
これによって、この言葉は3つに分かれているように聞こえます。
このころ、おじさんはまだアクセントの滝などという言葉も理屈も知りませんでしたが「なんか変」「気持ち悪い」と感じました。
とくに最初の「ど\うじ」が気持ち悪かったです。
しばらくしてから次のように発音されるようになりました。
ど/うじたはつてろじ\けん
これで「同時多発テロ事件」という1つのまとまりになりました。
速く話すとくっつき、ゆっくり話すと分かれる
学校に行きます
一気に読むと、「が/っこうにいきま\す」
ゆっくり区切って読むと、「が/っこうに (\) い/きま\す」
のようにアクセントが変わります。
とくに絵本などをゆっくり読むと、こうなる傾向があります。
わたしは日本語教師をしています
プロフィール・レッスン予約はこちら。
表示名はToshiです。