1234 いち、に、さん、し→4321 よん、さん、に、いち ~ おかしくない?

countdown カウントダウン

「カウントダウン」「言いかた」「ちがう」

カウントダウンするときは言いかたが変わる!

ひげおじさん
さっちゃん。1から10まで言ってみて!

さっちゃん
いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう!
ひげおじさん
じゃあ、こんどは10から1までカウントダウンしてみて!
さっちゃん
じゅう、きゅう、はち、なな、ろく、ご、よん、さん、に、いち!
ひげおじさん
なんかおかしくない?
さっちゃん
えっ!? 何が?

4 (し、よん) 、7 (しち、なな)

カウントダウンするときは、
4 (よん) と7 (なな) だけ言い方が変わりました!

どうしてでしょう?

  1. 「し」は「死」を連想するので「よん」に言い換える。
  2. 「1 (いち) 」「4 (し) 」「7 (しち) 」は聞きまちがいが多いので言い換える。
    とくに「7 (しち) 」の「し」の音は「無声化」するので「ち」しか聞こえないことがあります。

じっさいには「死」を連想するというより、聞きまちがいを防ぐために自然に、必然的にそうなった、と考えたほうがいいでしょう。

ひげおじさん
1時 (いちじ) に集合と言ったろうが!
さっちゃん
7時 (しちじ) って言ったじゃん!

みたいなことが今でもあると思います💦

「無声化」

英語を習いはじめたとき、日本語はかならずku, pu, su, tuのように母音が後ろにつくのですべて「有声音」、
それに対して英語はk, p, s, tなどの「無声音 (声帯が振動しない) 」があるので日本語とちがうと思った方がほとんどだと思いますが、じつはわたしたち日本人は知らずに「無声音」を使っているのです。

たとえば「7」は「shichi」ですが、わたしたちは「sh, chi」のように発音しています。
「聞く、菊 (きく) 」も「き」は「無声音」です。

自分の喉に指を当てながら発音すると、「し」や「き」のときは喉が振動してないことがわかります。

もっと簡単にいうと、「ひそひそ話」をするときはすべての音が「無声化」します! 

いち、に、さん、し は外国語 (中国語) !

「いち、に、さん…」は外国語と書きましたが、そもそも日本語では何というのでしょう?

「ひ (と) 、ふ (た) 、み、よ (ん) 、い、む、な (な) 、や、こ (この) 、とお」ですね。

厳密にいうと、もともと日本語には「8」までしか数がなかったので「9、10」の読みはあとからできたものです。
なので数が多いものを「八重」「八百屋」「大江戸八百八町」「八百万の神」などといいます。
「九重」は「8の上を行く」ということで後世に作られた言葉でしょう。

さっちゃん
むかしの人は「9」から上は何ていってたの?
ひげおじさん
「とてもおおい」とでも言ってたんじゃろ😄

1から数え上げるときは、全部「音読み (中国語読み) 」するのは、学校でそう教えるからだと思います。

一般に、物の個数を言うときは、4と7だけ、「よん」「なな」と「やまとことば」を使うのが普通です。

4歳 (よんさい) 、4コ (よんこ) 、4回 (よんかい) 、4階 (よんかい)
7歳 (ななさい) 、7コ (ななこ) 、7回 (ななかい) 、7階 (ななかい) など。

4歳 (しさい) とか、7コ (しちこ) とは言いませんね。

上りでは9を「く (ー) 」という人もいます。
その場合、10も「とー」になることが多いです。

「きゅう」と「じゅう」も聞き分けにくいからです。

国によっては「じ」の発音や概念がないところもあり、「10時 (じゅうじ) 」を「きゅうち」のように発音する人もいます。
じっさいおじさんは何度聞いても「9時 (きゅうじ) 」にしか聞こえなくて、紙に書いてもらったら「10時」だったことがあります。

数字の訓読みと音読み

4、7以外にも、訓読み (やまとことば) するか、音読み (漢音) するか、決まっているものがあります。

  訓 (やまとことば)  音 (漢音) 
1 一昔 (ひとむかし) 。1人 (ひとり) 。一片 (ひとひら) 。 1個 (いっこ) 。1回。1階。一片 (いっぺん) 。
2 2人 (ふたり) 。二重 (ふたえ) まぶた。 2個 (にこ) 。2回。2階。二重奏 (にじゅうそう) 。
3 三つ編み (みつあみ) 。三つ巴。 3個 (さんこ) 。3人 (さんにん! ) 。3歳 (さんさい! ) 。三角。三三五五。
4 4個。4人。4歳。4時。4年。四方 (よも! ) 。 四角。四苦八苦。四面楚歌。四方八方。
7 7歳。7時。7人。なくて七癖。七転び八起き。 七人。七時。七里ガ浜。七転八倒。
8 八重 (やえ) 。八岐大蛇 (やまたのおろち) 。八雲。八幡 (やわた)  八卦 (はっけ) 。八十八夜 (はちじゅうはちや) 。八幡 (はちまん) 。
9 九重 (ここのえ) 。 九死に一生。九尾 (きゅうび) の狐。三三九度。

4は「よ」と「よん」の2通りのいいかたがあります。

「7時」は一般的に、「しちじ」ですが、「1時 (いちじ) 」と聞き間違える恐れがあるので、「ななじ」ということもあります。
人数も、「7人」は「ななにん」と「しちにん」と2通りのいいかたがあります。

「4人」は「よにん」で、けっして「しにん」とはいいません。
「死人」になってしまいますからね(^^)

「二重」のように2通りの読み方があるものもあります。

「ふたえ」または「にじゅう」のように、
基本的には「訓読み (やまとことば) 」は「訓読み (やまとことば) 」だけ、
「音読み (漢音) 」なら「音読み (漢音) 」だけで、
それらを混ぜることはありません。

ただし、例外はあります(^_^;)
「重箱 (じゅうばこ) 」「湯桶 (ゆとう) 」の類です。

漢音 (漢字の中国語風の読みかた)

漢字には、古い方から順番に「呉音」「漢音」「唐音 (宋音) 」があります。

呉音 (ごおん)

4世紀後半~6世紀に日本に伝えられました。

主に、仏教用語に残っています。

「京 (きょう) 」「明 (みょう) 」「自然 (じねん) 」など。

中国は「南北朝時代」
長江下流の「呉」の地方が文化の中心だったので、この地方の音が取り入れられました。
王朝としての「呉」は222~280年で西晋 (せいしん) に滅ぼされています。

漢音 (かんおん)

7世紀~

漢音と言うけど、中国は「隋」「唐」の時代で、遣唐使などにより伝えられました。
当時の都、「長安」で使われていた音。

儒学関係に使われるようになりました。

「京 (けい) 」「明 (めい) 」「自然 (しぜん) 」など。

王朝としての「漢」は紀元前206~紀元後220年。

漢のほうが古い!

じつは漢のほうが紀元前で、漢のあとが呉なんですね。
順序が逆です。

唐音 (とうおん) 、宋音 (そうおん)

鎌倉・室町時代 (1185~1573年) にはいってきました。

「宋」 (960~1279年) と往来した禅僧などにより伝えられた音。
現在の「北京語」の元になる音なので、現代中国語に近い音です。

「椅子 (いす) 」「行脚 (あんぎゃ) 」など。

王朝としての「唐」は618~907年です。

さっちゃん
王朝と伝えられた音はかなりずれてるのね!
ひげおじさん
ひ、ふ、み…はほとんど使われることがなくなってしまったけど、4 (し、よん) 、7 (しち、なな) のように2通りの言いかたが当たり前のように使われてるのは日本だけじゃろう=^^=
クマ
中国語なら漢字の読み方はひとつなのに、日本では何通りも読み方があるから中国人でもむずかしいらしいよ(^^)

やまとことば~一覧はこちら

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